バイセクシャル告白を親友が拡散 「誰も信じられない」と16歳少年が自殺
家族に相談したくないと思う悩みだからこそ、信頼できる友人を選んで話したのに…。
■バイセクシャルを告白した少年
米国テネシー州コーフィー郡のマンチェスターという田舎町で、このほど16歳の男子高校生が「もう誰のことも信じられなくなった」とつづられた遺書を残し、家族の所有する拳銃を使って自殺した。
郡の地方検事局職員が家庭や学校などで詳しい聞き取りを行っているが、少年がバイセクシャルの悩みを親友に打ち明けたところ、あっという間にその話が周囲に漏れ出し、噂が広まり、そうした絶望感から死を選んだのではないかとみられているという。
■冷たかった親友
その少年を追い詰めたのは男女2人の友達だった。少年が交際中のボーイフレンドとの間で交わしたメッセージを彼らに見せ、するとそれがスクリーンショットになってインスタグラムとSnapchat(スナップチャット)で拡散。
それを知った少年は怒りを込めて女友達に電話し、「僕はもう死ぬ」と告げたものの、少女は特に行動を起こしていない。
さらに死の直前、少年は自身のインスタグラムのページに「しばらくソーシャルメディアから離れることにした。友情なんて嘘っぱち。誰かを信じて裏切られることにもうウンザリだ」といったメッセージも残していた。