『とくダネ』古市憲寿氏が語る“VR時代の性”に共感の声 「心に響く…」
「自分らしく生きる」ことが推奨されている昨今。その影響もあって、性の多様化も認知されつつあるようだ。
素性が分からないインターネットの匿名性を利用し、ネット上で性を偽って活動する「ネカマ」という言葉がかつて流行していた。3日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、ネカマの最新アップデート版とも言うべき「バ美肉」について取り上げた。
■名前のインパクトがすごい
知らない人が見たらどういう意味なのか全く見当もつかないであろう「バ美肉」は、「バーチャル美少女受肉」の略称。男性が女性の声とアバターをまとい、バーチャルな美少女として活動することを指す。
近年はVRアバターでユーチューバーとしての活動を行うVチューバーも珍しくないが、その中には「バ美肉」を行う男性ユーザーが多数存在するはず。
■VR時代の性
『とくダネ!』に出演した社会学者の古市憲寿氏は、VRの世界で女性を演じていた男性の仕草が現実世界でも女性らしさを帯びる事象に注目。「性はグラデーションだと思います」と持論を展開した。
「男性とか女性とか性は普遍なものと思われがちです」「しかし男女の間には色々なグラデーションが存在して、ちょっとしたきっかけで誰しもが変わるものではないでしょうか」と補足し、新時代の性を感じさせている。
■「素晴らしい考え」と共感集まる
古市氏の「性はグラデーション」という言葉を受け、ネット上では…
「とても良い考えかただと思う。男性女性っていうカテゴリは便利だけど、分類できない細かい性があっても良いよね」
「古市さん良いこと言うなぁ。聞いててとてもシックリきた」
「VRが切っ掛けで性の多様化について理解が進んでいくのは素晴らしいと思う」
といった称賛の声が多数上がっていた。
■二次元への恋
VRのキャラクターに人間らしさが加わることで、二次元に恋する人は増えていくのではないだろうか。以前、しらべぇ編集部が全国の20〜60代の男女1,413名を対象に調査したところ、「二次元の異性に恋をしたことがある」と回答した人は全体の13.7%と判明している。
果たして今後、この数値はどのように変動していくのだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代男女計1413名