『スッキリ』女子中学生、海に落ちた少女を救出 「そんな方法が…」
人の命はかけがえのない尊い存在。福岡県の女子中学生たちのとった行動が話題となっている。
「自分は落ち着いた行動がとれる」という自信があっても、非常時に適切な行動を選択するのはかなり難しいもの。2日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で特集された福岡県の女子中学生の行動に、称賛の声が多数上がっている。
■地元の海で事故が…
番組に登場したのは、福岡県・宗像市大島の中学校に通う藤島海琴さんと、後輩の本田悠さん、草野寧彩さん。部活動を終え、フェリーターミナルでおしゃべりをしていると「人が海に落ちた!」という声を聞いたという。
すぐに駆けつけると、海で溺れる少女と慌てふためく家族の姿が。パニック状態に陥った父親が海に入ると逆に危ないと判断した藤島さんは「私が行きますから、引き上げを手伝ってください」と少女の父親にお願いをする。
■息の合ったチームワーク
藤島さんはその後も見事なリーダーシップを発揮していく。まずは草野さんから所持していた2リットルのペットボトルを受け取り、人を呼んでくるように指示。
本田さんには家族が落ちないようケアを頼み、自身は海面まで2メートルある海の中へと飛び込んでいった。空になったペットボトルを浮き輪代わりにして少女に渡し、励ましの言葉をかけて安心させながら救助活動を行なったという。
藤島さんは少女を抱きかかえた状態で約50メートル泳ぎ、見事救命に成功した。
■「そんな方法が…」と驚きの声
漁師である父から、海の恐ろしさと非常時の対応を教わっていたという藤島さん。大人でもパニックになる事態を冷静に解決した行動力に対し、視聴者からは…
「行動の適切さも素晴らしいけど、礼儀正しく物怖じせずにインタビューに応えてる姿が大人っぽすぎる」
「父から子に受け継がれた知識で人命救助をしたのか…。胸が熱くなるな」
「ペットボトルが浮き輪になるとか、そんな方法があったのも知らなかった」
など称賛の声が多数上がっていた。
■困ったときはお互い様
周囲の人と助け合って生きていくのが、理想の社会。しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,348名を対象として、「人助け」に関する調査を行なった。
調査の結果、困っている人を見たら「手助けできる」と回答した人は全体の61.0%と判明している。
勇気ある女子中学生たちが示してくれた人助けの美徳。多くの人に感動を与えたことだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1348名 (有効回答数)