「やらせて」と16歳息子が母親襲う 父親が保存していた動画が原因か
両親の性生活の動画を目にしていた年頃の息子。その後、想像できない展開が待っていた。
動物好きな家族向けの、人気のドキュメンタリー番組をリビングルームで見ていたファミリー。ところがチンパンジーが交尾するシーンが映し出されると、息子の表情はみるみるおかしくなっていったという。
■母親を襲った息子
英国東岸の町キングストン・アポン・ハルの、あるシングルマザーの家庭で2018年1月に起きた驚くような性的暴行事件。多くが注目するその事件の裁判が「ハル刑事法院」でスタートした。
事件当時16歳の少年だった被告人は、公共テレビ局『チャンネル4』による動物のドキュメンタリー番組を自宅のリビングルームで見ていた中、いきなり性欲をむき出しにして母親を暴行。母親の通報がきっかけで逮捕・起訴されていた。
■動物の交尾に刺激されたか
動物園への取材をもとに制作されるその番組。チンパンジーの繁殖の様子がテレビの画面に映し出されると、息子は母親に対して性的欲望があることを告白し、「今すぐにやりたい」などと口走った。
驚いた母親は「私はあなたのお母さんよ」と告げ、キッチンへ逃げ込んだ。しかし料理を作り始めたところで息子は背後から母親に近づき、脇の下から手を入れて右のバストを触り、下半身に性器を押し付けてきたという。
■息子の荒い吐息がトラウマに
当時の状況について母親は法廷でこう述べている。
「息子の体を押し退けようとしましたが、力では敵いませんでした」
「その忌まわしい行為がどれくらい続いたのか記憶がありません。永遠のことのようにも感じられました」
「彼はやがてその行為を止め、リビングルームへと消えていきました」
やっと解き放たれた母親は自分の寝室に急ぎ、息子の父親と警察に電話して助けを求めた。その日から1年半以上の月日が流れたが、母親は今も右の耳から入ってくる息子の荒々しい息遣いを忘れることができずに苦しんでいるという。
■母親の動画を見てしまった
一方、被告である息子の言い分はこうだ。「そのような経験さえなければ事件は起きなかったかもしれない」として、より高い関心が寄せられている。
「父親の携帯電話に母親との性行為を撮影した動画が保存されていて、それを偶然見てしまった」
「淫らな姿の母に、いつか僕も母とセックスしたいと思った」
ある時、激しい口論から母親に携帯電話を奪い取られ、それを取り返そうと揉めていたところ母親の服からバストがこぼれ落ちたことがあった。息子はその時、母親への性欲を我慢することの限界を感じとったという。
■妹にも露出行為
しかし、少年が当時10歳だった妹に性的虐待行為を働いていたことも判明している。母親を暴行した事件の2日前、少年は局部を露出させながら妹の前に現れ、よく見るよう強要して悲鳴をあげさせていたという。
性への強い興味や欲望に支配されていたこの少年については、歪んだ性倒錯や性依存症も疑うべきかもしれない。さらに、母親の裸や淫らな行為を捉えた動画を見て強く刺激されたというのは事実なのか。裁判の行方にますます注目が集まっているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)