16歳の怪力アメフト選手 車を1人で持ち上げ人命救助

さすがはアメリカンフットボール選手、鍛え方がハンパじゃないようだ。

2019/09/29 17:20

アメリカンフットボール
(LightFieldStudios/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ここは自分が頑張らなければと強く追い詰められると、人は思わぬパワーを発揮することがある。まさに「火事場の馬鹿力」で人命救助に成功した、大変頼もしい若者の話題が伝えられた。


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■フットボール選手の筋力は違う

アメリカで今、オハイオ州ベルビルに暮らすザック・クラーク君という16歳の少年が、「さすがはフットボール選手、普通の筋力ではない」と大きな話題になっている。

同州のバトラーという町で21日午後、ジャッキアップの失敗により30代の男性がフォルクスワーゲン「パサート」の下敷きになってしまった。

隣家の庭にいて男性の悲鳴を聞きつけたザック少年は、母親と共にただちに現場へ。少年が車を1人の力で持ち上げ、その間に母親と男性の妻が下敷きになった男性の体を引っ張り出したという。

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■「少年は命の恩人」と男性

男性は駆けつけた救急車で病院へ運ばれ、現在も治療中だ。その車の重量は1,360キロもあり、男性は頭や顔面にダメージを受け、肋骨数本が折れているという。

治療にあたった医師がメディアの取材に応じ、「もしも少年の救助がなかったら、男性はあの場所で命を落としていたことでしょう」と話し、ザック君の素早い行動、勇気、そして怪力を褒めたたえた。

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■「将来は消防士に」と少年

少年が通うクリア・フォーク・コルツ高校の、アメリカンフットボール部の監督であるデイブ・キャロール氏はこうコメントしている。

「ザックは昨年夏に父親を亡くしており、お母さんをよく手伝う心の優しい少年です」


「隣家のご家族が同じように父親を亡くし、悲しみに暮れることを想像し、居ても立ってもいられなくなったそうです」


「人助けが好きなのでしょう。ザックは将来、消防士になりたいと語っていました」


太い首と腕がのぞく以外、なかなか筋肉を目にすることがないフットボール選手だが、爆発的な筋力を維持するための彼らの鍛え方はハンパではないようだ。


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■人が普段以上の力を発揮する時

しらべぇ編集部で、全国20代~60代の男女1,368名を対象に調査したところ、全体の59.8%が、「人は追い込まれたときのほうが力を発揮すると思う」と答えていた。

追い込まれた時

「火事場の馬鹿力」という言葉があるが、ザック少年は男性の救助にあたった時のことを「無我夢中で気が付いたら車体が持ち上がっていた」と話している。まさに150パーセント、あるいは200パーセントの力を発揮していたのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日 
対象:全国20代~60代の男女1,368名 (有効回答数)

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