HIV陽性の医療関係者 同じくHIV陽性の患者に腎臓を提供し命を救う
「数年前まで、HIV陽性者の臓器は死後に廃棄するか研究に使うだけだったのです」と進展を喜んだ男性。
■「献血はできなくてもドナーになれる」
「まだ偏見に苦しむHIV陽性者は多いのです」という男性は、「だけど僕たちは臓器提供者にだってなれるのです」とコメントした。
治療法が進歩し、「必ずしも人より早く死ぬわけではない」とされるHIV陽性者。そして陽性者を同じ陽性者が救える時代が来たことを、男性はとても喜んでいる。
■今年春には女性HIV陽性者も臓器提供
今年はやはりアメリカの医療チームが、「ぜひドナーになりたい」と申し出た女性HIV陽性者から腎臓を摘出。やはりHIV陽性の患者に移植したことが大きく報じられた。
同女性は腎臓を提供した理由につき、「HIVに関する誤解を解きたいという思いも強かったのです」「皆さんが臓器提供につき考えるきっかけになりたいのです」と発表。
医師団もHIV陽性者間の臓器移植が可能になったことを喜び、女性の手術を担当した医療チームのメンバーは「このような時代が来たことは素晴らしいことです」と語っていた。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)