野党連合政権の一歩か れいわ新選組の山本代表と日本共産党の志位委員長が会談
山本太郎代表と他党投手との会談は、今回の志位和夫委員長とが初めてとなる。
■改憲反対・消費税廃止
二つ目は安倍政権のもとでの憲法改定に反対すること、三点目が話題を呼んでいるが消費税の廃止だ。れいわと共産党は、
①消費税10%増税の中止を最後まで求めていく
②消費税廃止を目標にする
③消費税廃止に向かう道筋、財源について協議していく
④消費税問題での野党共闘の発展のために努力する
ことで合意した。志位氏は「れいわ新選組が消費税廃止という旗を掲げて誕生したことを心から歓迎している」と表明。
山本氏は、「野党が力を合わせ、未来が見える話し合いを始めないといけない」「私たちは選挙の時は(消費税の)廃止を訴えたが、野党全体として消費税10%増税の中止を求めることとは全く矛盾しないと考えています。その中で、さらに消費税廃止を目指すために財源など数々の部分について協議を始めることは一刻も早くやったほうがいい」と応じた。
■遠い道のりの野党連合政権
野党連合政権に向けた第一歩だったが、道のりは遠い。政治グラドルとして活躍するMasaminは次のように指摘する。
「連合の神津里季生会長は同日の会見で、『目指す国家像が違う共産党と一つの政権を担うのはあり得ない』と強調しました。
また、連合の影響力が強い国民民主党の玉木雄一郎・代表も、一貫して共産党の連合政権は政策が違うからあり得ないと述べています。
立憲民主党は、前回の総選挙で共産党に自党の候補が立つ選挙区で候補者を取り下げてもらった恩義から、共闘には前向きです。
立憲と国民で統一会派が模索され実現するでしょうが、今年在職50年のベテラン・小沢一郎氏が言う『野党は大きな塊に』という方向に進んでいるのもまた一方で事実です。
小沢さんはその中に共産党を含んでいますが、共産党との共闘がなければ総選挙で政権交代はまずできないのですから、共通の政権構想を議論していくことは肝要でしょう」
共産党の志位委員長は今後、他の野党首脳とも会談をしていく予定だ。
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(取材・文/France10・及川健二)