体外受精で45歳女性が孫を出産 「だって息子は…」理由に世間は仰天
ここまで来た海外の代理母出産。それぞれ抱えている事情もさまざまなのだろう。
倫理上の観点から、その是非について今なお熱い議論が交わされている「代理母出産」。海外では意外な理由でも承認されるようになっていることを、ご存じだろうか。
■45歳の女性が双子を出産
ブラジル・サンパウロのリベイラン・プレト医科大学付属病院で今月3日、教師だという45歳の女性が男女の双子を出産した。やや高齢ながら代理母としての出産だった。
双子は予定日より9日間早く誕生し、体重は男の子が2,041グラムで女の子が2,069グラム。双子としては十分な大きさだが、呼吸器に問題が見つかった男の子は、小児科病棟で観察が続けられている。
■「子育ては息子の夢」と母親
「24歳の息子に捧げるためにこの子たちを妊娠・出産しました」と話す女性。その理由に世間は驚いた。
「息子はゲイなので自分の子供を持つことが難しい。でも息子はとても優しい人間で、小さい子が大好きなのです。」
「なんとかして息子を親にし、子育てをさせてあげたいと思った私は、自分が代理母になると決意しました」
「息子の精子と若い匿名の女性ドナーに提供された卵子を用いて体外受精を試み、4回目で受精卵の着床に成功したのです」