「闘病に疲れた」 安楽死を決意した男性と妻の心の叫び
安楽死を選んだ男性、「6日に死にます」と公表。
■夫の複雑な思い
話すこと、歩くこと、さらには食べることにも時間がかかるようになった男性は、病気の悪化を機に「自宅のそばで自ら死を選ぶ権利を与えてほしい」と訴えてきた。
しかしその願いが叶わぬまま今になったが、男性は自身の決断につき「自殺と同じ類のものではない」とコメント。「私が望んだのは、すでに死が迫っている人たちが死を選ぶ権利なのです」とも語っている。
■「もう疲れ果てました」
すでに男性は親族や友人たちにも別れを告げたといい、6日に迫っている安楽死を待つ身となっている。
今は「妻に永遠の別れを告げるのがたまらなく辛いのです」と明かしつつ、「それでも妻は理解を示し、僕にこれ以上の闘病は無理だと十分わかってくれているのです」とも公表した。
「もう疲れ果てました」「旅立つときが来たのです」という男性だが、今は最後の瞬間を思い過ごす時間が長くなっているという。男性の闘いは間もなく終わるが、最後に決意を翻すことに妻は期待しているのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)