「贈り物があるんだ」と妻にささやいた夫 期待した妻に渾身の力で刺す
「さあ、やれ」と自分を鼓舞し妻に刃物を突き立てた夫の狂気。
■「小犬が背中を…?」
小犬を迎える計画もあっただけに「あら、ワンちゃんが背中を引っ掻いたのね」と思ったというが、冷たいモノが当たった感覚と生暖かい何かがダラダラと背中から垂れる嫌な感触があったため、女性は慌ててベッドから飛び出した。
すると肩と首の間に大きな傷があったといい、振り返ると夫がナイフを2本持ち立ち尽くしていたという。
■ナイフの取っ手が折れるほどの勢いで…
致命傷は免れたものの大怪我を負った妻は、「なぜこんなことを?」と夫に問いかけた。
すると夫は自殺をほのめかした上で、「失業した」「家のローンが心配で…」と犯行動機を明かしたという。また夫に刺され動揺しつつも妻は必死に夫をなだめ、ようやく落ち着いた夫が妻を病院に搬送。夫はその後に自首し逮捕された。
■殺意を否認した夫
この件に関する裁判で、夫側は「殺意はなかった」と主張。
しかしこの怪我で女性が死に至らなかったのは幸運だったからにすぎず、ナイフが刺さった部分は頚動脈と頸静脈の近くだったことも判明。「殺意もなく重傷を負わせようとする意味などあるのか」という疑問も残る。
「仕事の問題が生じ、自分ではなく妻にナイフを向けた」と警察に語っている夫だが、「そこまでするなら新たな職探しをすればよかったのに」と、多くの人が呆れている。
・合わせて読みたい→屋根から落ちた氷が女性の頭を直撃 夫の目の前で帰らぬ人に
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)