目前に迫った消費増税と軽減税率制度 不安を訴える人が続出
10月1日予定の消費増税と軽減税率制度。やっぱり不安?
■既婚者のほうが不安を抱える
さらに不安を感じている人を掘り下げてみると、傾向が出た。
既婚者は62.9%、未婚者は54.7%となっており、結婚している人のほうが不安を感じている人が若干多い。やはり色々とお金がかかる家庭を持っている人ほど、憂慮しているといえるかも。
■不安に感じる理由4選
不安を感じている複数の人に、その理由を聞いてみた。
①重税感が拭い去れない
「100万円の物を買ったら10万が消費税として取られるって、すごく重税感がある。使い道もいまいち明確になっていない。所得税、住民税をたんまり持っていかれて、さらに消費税って」(30代・男性)
②給料が上がらない
「旦那はいつまで経っても給料が上がらず、子供は大学と高校受験を控えている。そんなときに税を上げられて、やっていけるのか不安です。子供には教育を受けさせてあげたいけど、諦めてもらうしかなくなるかも」(40代・女性)
■軽減税率制度にも不安
③経理的の仕事が増えそう
「10%と8%の税率になって、それをどう管理していくのか不安。しかも会社は軽減税率制度に対応したPOSを入れないといっているし…。 余計な仕事がたくさん増えそうで怖い。
国民に大きな影響を与える制度を、政治家が勝手に決めてしまうことに憤りを覚える」(20代・女性)
④軽減税率対象が不公平でよくわからない
「生活用品が8%といいながら、生理用品やおむつなどが軽減されず、あまり必要なさそうな新聞が対象になっていて、不公平感がある。
それにイートインなど、軽減対象とそうでない商品の線引きが明確ではない。私は飲食店に勤務していますが、客に税率についてクレームをつけられたり、『持って帰ったことにしろ』と脅されるのではないかと不安です」(40代・女性)
導入まで1ヶ月を切っている消費増税と軽減税率制度。多くの人々が抱えている不安が現実にならないよう祈りたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,664名 (有効回答数)