岐阜の高校2年生が教室内で自殺　教頭は「生徒の心のケアを充分に行う」

新学期が始まるともに、全国で児童・生徒の自殺が相次いでいる。3日は岐阜県内の私立高校の教室内で自殺が起きた。しらべぇ取材班は、岐阜県警と当該校を直撃した。

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■カーテンのひもで…

岐阜県警によると、3日午後5時47分頃岐阜市内の私立高校で、大垣市に住む高校生（17）が教室内で首にカーテンのひもをかけた状態でいるのを、教師が発見し119番通報した。

岐阜市消防本部から消防車両2台（うち救急車1台）が現場にかけつけ、その後救急搬送したが、搬送先の病院で死亡が確認された。遺書などはなかったが、現場の状況から、警察は男子生徒が自殺を図った可能性があるとみて調べている。

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■20分間の指導後に…

しらべぇ編集部の取材で、当該校は私立城南高校であることがわかった。この高校には、通信制普通科、調理科、製菓科があるが、調理科・製菓科が中心である。

そしてこの高校の教頭によると、男子生徒は自殺した教室で担任や学年主任から授業態度や生徒間トラブルなどについて、20分前後指導を受けていたという。その後、保護者と一緒に指導を受けさせるために教室で待つように指示。

担任らは午後3時40分頃この教室を離れ、担当クラスのショートホームルームなどに向かったという。教諭が午後5時40分頃この教室に戻ったところ、天井に備え付けられたエアコンの器具に、カーテンの紐をかけ首を吊った状態の生徒を発見した。

教頭は取材に対して「生徒へのこの件の説明会は4日に行った。この後、保護者説明会を予定している。生徒の心のケアを充分に行うように各担任に指示した」と述べた。

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■親に言ってほしくなかったのか

ネット上では、様々な憶測が飛び交っている。

この学校の生徒の衝撃が懸念される。教諭、養護教諭、スクールカウンセラーの英知を結集させて、生徒の心のダメージを救うことと、なぜ自殺したのかについての全容解明が待たれる。