「絶対見つけてやる」 自転車窃盗犯にかかった高額懸賞金が話題に
感覚が麻痺している人は、傘や自転車などを簡単な気持ちで盗んでいく。ネット上では窃盗犯に対する怒りの声が…。
傘立てに置いた傘や、野外に駐めた自転車は窃盗の被害に合いやすいもの。立派な犯罪にも関わらず、これらの窃盗は軽んじられる傾向にないだろうか。
現在ネット上では、盗まれた自転車を巡る被害者のツイートが注目を集めている。
■思い出の自転車
話題のツイートは1日夜に発信されたもの。
「小学校6年生のときに買って、14年近く乗ってる大切な自転車が盗まれた」「ホームヘルパーの母子家庭で育ち、お金のないはずのお母さんが必死に貯めたお金で買ってくれた」と綴られており、長年愛用していた自転車が被害に遭ったようだ。
被害者の方は駐輪所付近の監視カメラを解析したりと、犯人特定に全力を注いでいる。同ツイートには「自転車:3万円」「犯人:10万円」という高額な懸賞金も掲げられており、4日午後12時時点で約6万件のリツイートを記録していた。
https://twitter.com/CEO_dotStar/status/1168139661132193793
■自転車への思い
しらべぇ編集部では被害者の方に、現在の捜査状況を確認した。ツイートから3日が経過しているが、自転車や犯人に関する情報は数十件寄せられているという。
盗まれた自転車について「普通の自転車はいくらでも買える。
でも、手取り13万円のお母さんが必死にお金貯めて買ってくれた新品の自転車は一生買えない」「自分にとって世界に1台のとっても大切な自転車」ともコメントしており、かなり思い入れがあることは間違いない。
■早く見つかってほしいが…
ネット上では事件の内容を受けて、反響の声が続出。
「大切な自転車が盗まれたら、自分もブチ切れると思う。窃盗犯は本当に許せない」
「お母さんの愛情が詰まった自転車を盗むのは許せない。早く自転車が見つかるようお祈りしています」
「自分も昔、お母さんが買ってくれた自転車を大切にしていたので気持ちは分かります。どうか無事に見つかりますように」
「及ばずながら自分も協力したいです。絶対に犯人を見つけてやる」
など、被害者の方を応援する声が多数上がっていた。しかし「懸賞金が高いだけに、いたずらや誤報にだけは気をつけてほしい」と危惧する声もあるように、冤罪による新たな被害者を生まないよう十分注意すべきだろう。
窃盗はものを盗むだけでなく、人の心をも侵害する卑劣な犯罪行為。少しでも早く自転車が発見されることを願いたい。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)