児童ポルノ所持で高校校長を逮捕 同性愛撲滅活動家の顔も
児童ポルノ禁止法に関しては教育者の逮捕が多い。なぜなのか…。
教育に携わる者は、常に児童・生徒たちの身の安全を確保し、清潔な教育環境を整えることに尽力してくれているはずだ。しかし、こういう逮捕者が一人出るだけで全体の印象まで悪くなる。
■地域住民への裏切り行為
米国ケンタッキー州クラーク郡のウィンチェスターという町で27日、地域住民の厚い信頼を得ていた地位も名誉もある男が、児童ポルノ禁止法に違反する行為があったとして逮捕・起訴された。
男は54歳。郡立ジョージ・ロジャース・クラーク高等学校に併設されているクラーク郡域技術センターで校長を務めていたが、事件発覚後は休職の扱いとなっている。
■優れた教育者としての顔
この男は、学校教育者だからこそ許されるある活動を、ライフワークとして2009年から熱心に続けていた。
同州モンゴメリー郡の高校において、同性愛のコンテンツが認められる書籍を図書館からすべて排除したといい、その取り組みにより州民や教育関係者の絶大なる支持や信頼を得ていたという。
ところが州メディアの『WKYT-TV』が伝えたところによれば、この男は未成年者の性的行為を撮影した児童ポルノ画像を15部ほど所持していたもよう。欲しがっている人物にデータを渡しているところを目撃され、学校の職員により通報されていた。
■とんだ裏切りに「偽善者」の声
この事件については現在クラーク郡公立学校区の事務局が対応しており、「大変なショックを受け失望しているが、クラーク郡域技術センターを運営する州教育局とともに、警察の捜査には全面的に協力していく」などと述べている。
男は同性愛反対論者としてその撲滅のために活動し、青少年の健全育成に余念がない優れた教育者としてふるまってきた。それだけに州民からは「とんだ偽善者」との声があがっているもようだ。
■児童ポルノへの関心度は…
どうしてもなくならない児童ポルノ犯罪。しらべぇ編集部では以前、全国20~60代の男女1,365名を対象に「中学生以下の異性に性的興奮を感じるか」について調査を実施していた。全体としては4.6%だが、30代男性の10人に1人が「感じる」と回答していることは気になる。
無垢な子供を裸にして猥褻な行為に巻き込み、撮影し、その心身に深い傷を残すという極めて卑劣で罪深い児童ポルノ。法は、そして世の中はこれを決して許してはならない。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)