50年来の親友とともに買った宝くじ 1億6000万円で当選
こういう話題が報じられるからこそ、「いつか自分も当選する」という夢を捨てきれない。
ともに伴侶を亡くし、支え合って仲良く生きてきたという親友同士の高齢女性2名。静かに暮らしていた二人がこのほど高額宝くじに当選した。
■何をするのも必ず一緒の2人
「私たちは50年来の親友同士。何をする時もいつも一緒です」と笑顔で語る、カナダ・ブリティッシュコロンビア州在住のスーザン・フックさんとマーサ・マッカラムさん。
やや高齢の2人は最近、お金を出し合って州の宝くじ『BC/49』を買っていた。『BC/49』は毎週1回当選番号の発表があり、購入者には2度の当選チャンスが与えられている。「買う時も2人一緒。当選したら賞金は仲良くシェア」と最初から決めていたという。
■賞金は家のリフォームと旅行に
今月17日、賞金200万カナダドル(日本円にして約1億5,980万円)というその宝くじが見事に当選したことを2人は知った。そして19日、2人は州宝くじの当選イベント会場に手に手を取って仲良く登場。
実名と顔を公表することが賞金受け取りの条件であるが、2人とも臆することなく名前を告げ、笑顔でボード型の小切手を掲げた。
高額の賞金について、「旅行に出かけてみたい」「家のなかをちょっと快適にしたい」とワクワクした表情で話す二人。しかしその後の使い道については未定とのこと。「決して派手な生活にならないよう、心がけます」と話している。
■未亡人同士よく支え合う二人
じつは二人とも夫を亡くしており、心身両面で支え合いながら静かに同居生活を送っていた。そんななか、奇しくも宝くじの当選番号はフックさんの亡き夫の命日に発表されたものだった。
毎年その日は悲しい気持ちで過ごしていたというフックさん。それは、天国の亡き夫から妻への「元気を出して」という励ましの気持ちが込められた贈り物だったのかもしれない。「それにしても、あまりにも素晴らしすぎます」とフックさんはただ驚いている。
■買ってこその「宝くじ」
宝くじに対する日本人の関心はどうなのか。しらべぇ編集部が全国の20~60代男女1,368人を対象に調査を実施したところ、「宝くじを買わない」と決めている人は全体のおよそ3割であった。
宝くじは夢。買う瞬間こそ勝利に近づくための第一歩であり、チャンスの始まりでもある。無欲な人々が高額当選を果たした例も無数あると思えば、「どうせ当たらない」と言わず、時には買ってみるのも楽しそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1368名(有効回答数)