はじめしゃちょー、ライオンと共演 レンタル元に費用を聞くと…
奇想天外な発想力の持ち主・はじめしゃちょー。猛獣を使った動画が注目を集めており…。
■インパクト抜群のドッキリ
「オレの家にライオン来たんだが」というタイトルのとおり、自宅へとライオンを搬送して通行人にドッキリを仕掛ける今回の動画。動画撮影のためにライオンをレンタルするというスケールの大きさや、突拍子もない発想力が話題となった。
世界初、ライオンを自宅に招き入れたYouTuber pic.twitter.com/plZkZQhHGc
— はじめしゃちょー(hajime) (@hajimesyacho) August 24, 2019
■ライオンがかわいそう?
しかし動画が公開されるや否や、賛否の声が上がる結果に。檻に入れられて運ばれるライオンの姿を見て…
「狭い場所に閉じ込められてライオンがかわいそうだ」
「話題性を求めて動物をオモチャにするのは間違ってると思う」
と非難の声が上がっている。しかしはじめしゃちょーを擁護する声も少なくなく…
「よく見るとライオンに当たる位置に扇風機があって優しさを感じる」
「スケールが大きい動画だな。発想力がすごい!」
といったコメントも寄せられていた。
■ライオンのレンタルにかかる苦労
住宅街の中に猛獣がいることを考えると、不安で仕方がないという人も多いだろう。しかし、そこはキチンとした手続きがとられている模様。
はじめしゃちょーは自身のツイッターより「今回お招きしたライオンは、撮影や動画出演を良くしているタレント動物のライオンさんでした」と補足している。動画内でも大家や市役所の許可をとり、専門家にも付き添ってもらった万全の体制であることが語られた。
ちなみに、今回お招きしたライオンは、タレント動物という撮影や出演をよくされているライオンさんでした🦁
飼育員さんにはとてもなついていました羨ましかったです— はじめしゃちょー(hajime) (@hajimesyacho) August 24, 2019
■気になるお値段は…
しらべぇ編集部では、今回はじめしゃちょーがライオンをレンタルした千葉県『湘南動物プロダクション』に取材を敢行。ライオンを1頭飼うのに必要な経費を確認した。
まずライオン自体の費用が250〜500万円ほどとなり、今回の撮影のような場合は「健康診断」の費用が発生。ライオンを収めるための檻代も必要で、規模によっては檻だけで4,000万円ほどかかるケースも。
成獣にかかる餌代は1日当たり4,000円前後発生し、ライオンの輸送費だけでもオペレーター込みで40〜60万円必要だという。さらにライオン1頭につき、「認定動物看護士」「獣医」「取扱責任者等有資格者」らが3名以上付き添わなければならない。
同プロダクションの担当者は「『群れから離れてかわいそう』という気持ちで野生動物を拾うと、大変なことになる」ともコメントしていた。
発生する費用額や準備の大変さを考慮すると、軽い気持ちで撮った動画でないことは一目瞭然。動物を使用してユーモラスな動画を撮ることを「見世物」や「虐待」と捉えてしまうのは、いささか早計ではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)