ストーカー規制法違反での逮捕者相次ぐ 被害に遭った場合の対処法は…
ストーカー行為での逮捕が相次ぐ 悪質行為の実態とは…
2019/08/24 07:20
■ストーカー行為には罰則規定がある
「ストーカー行為等の規制等に関する法律」とは、ストーカー行為を処罰する等ストーカー行為等について必要な規制を行うとともに、その相手方に対する援助の措置等を定めることにより、個人の身体、自由及び名誉に対する危害の発生を防止し、あわせて国民の生活の安全と平穏に資することを目的とする法律である。
「ストーカー行為」とは、同一の者に対し、つきまとい等を反復して行うこと。
ストーカー行為をした者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。禁止命令等に違反してストーカー行為をした者や禁止命令等に違反してつきまとい等をすることにより、ストーカー行為をした者は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金。
そのほか、禁止命令等に違反した者には、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金という罰則がある。
そして、警察本部長等は、ストーカー行為等を受けている人から援助を受けたい旨の申し出があれば、自衛策の教示など必要な援助を行うこととなっている。
■ストーカー対処法とは…
つきまとわれていることがわかった場合は、タクシーなどを利用して安全に自宅まで帰るようにする。また、自宅の窓やドアには侵入を防ぐために、二重カギなどを設置。
ただし、つきまといは重大犯罪へエスカレートする可能性が高い行為なため、 携帯電話には110番を登録して置き、いつでも警察へ助けが呼べるように準備しておくことが大事である。
しつこい面会などの要求は、必ずはっきりと拒否。 少しでも引いてしまったり、曖昧にしたりすると相手はやめないので、必ず拒否の姿勢を相手へ示す。
ストーカー行為を受けると、自宅にいるときも気が休まらず、どんどん精神的に追い詰められてしまう。 そのため、ストーカー被害に遭った場合は、警察や弁護士などの専門機関に相談し、最適な対策を講じることが必要といえる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)