バーチャルタレント・雨ヶ崎笑虹を独占取材 たどり着いた「なりたい自分」
『バラいろダンディ』お天気キャスターを務めるバーチャルタレント・雨ヶ崎笑虹に独占インタビューを行った。
2019/08/21 11:00
■1曲を通して「虹」になる
どんよりとした雨。衣服やバッグは濡れ、どこか苛立っている人が多いようにも感じる。雨の日を嫌う人も多いだろう。
しかし、雨ヶ崎は違う。雨が降るからこそ、綺麗な虹が見られるように、悔しい涙を流した先にたどり着く夢がある。
視点を変えることで、世界の見え方は変わるのだ。そんな想いが、デビュー曲『Rain*2Bow(レインボー)』には込められている。
雨ヶ崎:私は、雨と虹がセットなら、夢と涙もセットだなって思ってます。夢との向き合い方は天気に教えてもらいました! えこも元々は雨が苦手でした。
でも、あるとき、雨に怒っても、天気が変わるわけではないので、そういう変わらないものに意識や時間を使ってしまうのはもったいないなと思って。「雨を味方にしてみよう!」って思ったのがきっかけです。【見方を変えれば味方になる】ことを教わりました!
1番では、お天気キャスターとして雨の素晴らしさを。2番では、いつも応援してくれるファンと歩んできた道のりや、今まで関わってくれた人たちへの感謝が歌われる。
雨ヶ崎:「Rain」は雨。「Bow」にはお礼という意味もあるんです。一曲通して聞いていただいたら虹がかかります。まずは一度だけでもいいです。ぜひ、最後まで聴いてほしいです。
■デビューするまでの昔話
「笑虹はポジティブ」と話す彼女。しかし、ここまでの道のりは、決して順風満帆だったわけではない。
雨ヶ崎:もともとAKB48さんやハロプロさんのようなアイドルを目指していて、ずっとずっとチャレンジしてたけど、あと一歩ってところでいつもつかめなくて。自分の中で区切りをつけなきゃと思って、葛藤していました。
アイドルを目指すも、なかなか上手くいかない現実。アイドルの夢を諦めようか迷ったこともあった。そうした葛藤の日々を過ごすなか、転機が訪れる。
それは、誰の生活の中でも起こりえそうな、何気ないことのようにも思える出来事。しかし、彼女にもう一歩を踏み出させるきっかけとなった。
雨ヶ崎:ラストアイドルさんの『バンドワゴン』って曲に「今、鏡に映ったその姿は本当になりたい自分だったか?」っていう歌詞があるんですけど、カラオケで歌うと、そのパートで画面が真っ暗になるんですよ!
何度も歌ってたのに、その時に初めて気づいて。その歌詞と自分の姿がリンクして、「あっ、違う! あと1つ挑戦してなかったことがある!」って気づいて、その場で、あるHPに飛びました!
迷いは晴れた。彼女は「なりたい自分」になれる場所を”知っていた”。そして、たどり着いたのが、彼女の背中を押してくれたラストアイドルや、SKE48の須田亜香里が所属する芸能事務所「TWIN PLANET」だった。
一人一人の個性を生かして輝かせてくれる場所だと”感じていた”のだ。そして、現在の「雨ヶ崎笑虹」の活動につながっている。