『情熱大陸』元号考案者とされる中西進氏に密着 終戦の日に詠んだ句に注目
『情熱大陸』(TBS系)で、元号考案者と言われる中西進氏に密着した。
18日に放送された『情熱大陸』(TBS系)では、国文学者の中西進氏に密着。万葉集研究の第一人者である中西氏は、万葉集に由来する新元号の考案者と言われ、一躍世間の注目を浴びた。
考案者と言われても肯定も否定もしない中西氏は、講演やメディアの取材でにわかに忙しくなったという。
■終戦の日に一句
10を超える肩書を持つ中西氏。そんな中西氏が専門とする万葉集は、日本に現存する最古の歌集だ。1300年ほど前に編まれた万葉集には、天皇や貴族、名もなき人々による4,500首余りの歌が収められている。
中西氏は、万葉集と中国文学の関係を紐解く研究で、日本で最も権威ある学術賞「日本学士院賞」を受賞した経歴を持つ。
そんな中西氏が、令和初の終戦の日に一句詠み、中西氏は戦争について「もう絶対にその戦争…悪を繰り返してはいけないっていう、大きな大きな教訓」とした上で「自分だけの問題ではなくて、人間の問題として」と語った。
■俳句で戦争について考える
中西氏のこの俳句には考えさせられる視聴者が相次ぎ、その多くが「戦争を忘れてはいけない」と感じたようだ。
戦争という悪を繰り返してはならない。
自分の問題じゃなくて、これは人間の問題。— そら (@Hnejmpld) August 18, 2019
https://twitter.com/Reo_000705/status/1163097243995365377
https://twitter.com/VmTtW8a9vmtGIkP/status/1163094965469138944
人を焼き
日月爛れて
戦熄む
中西進氏の句。
忘れてはいけない。
絶対に。— i☆〞 (@kiimomotai) August 18, 2019
■世界平和を願う人の割合は
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,357名に調査を実施したところ、69.0%が「世界平和を願っている」と回答。
戦争の恐ろしさをより理解しているからか、年代が上がるほどに「世界平和を願っている」との回答が多くなっている。
当番組で、平和への祈りを込めた中西氏の俳句が詠まれたことで、戦争の恐ろしさについて考える機会となったのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)