「私の腎臓をあげる」 離婚して5年の元夫に女性が臓器提供
ある女性の母性、そして元夫への深い情が話題になっている。
元夫が体調を崩し、どんどん弱っていく姿を目の当たりにしたある女性。元夫、そして子供たちの気持ちを思い胸を痛めた女性が、勇気ある決断を下した。
■夫の体調悪化と離婚
18歳の時に交際を始め、13年におよぶ熱愛を経て2007年に結婚した英国人の男女がいる。
しかし結婚後ほどなくして男性は腎臓病を患い、子供たちが生まれたにも関わらず「いずれ腎臓移植が必要になる」と医師に宣告されたという。
そして男性の体調は徐々に悪化し透析が必要に。その一方で夫婦仲も悪化し、「このまま結婚生活を続けても子供たちに悪影響を与えるだけ」との懸念から、離婚に至ったという。
■腎臓移植待機者リストに…
離婚はしたものの、子供時代から友人関係にあった2人は良い関係を維持。離婚後も憎しみ合うどころか、女性は元夫の通院に付き添うなどしていたという。
その間にも男性の腎臓は弱り、ついには腎臓提供を受けるべく移植待機者リストに名が載ったとのこと。その後1年も待ったというが新たな腎臓は得られず、女性は「ある事」を思いついた。