「弟を守りたい」 酒に溺れた母からの虐待に耐えかね…
「このままでは殺される」という恐怖心から、銃を母親に向けた少年がいる。
普段は愛情深かったという母が、アルコールを飲むたびに豹変し凶暴に…。「このままでは殺される」という危機感を抱いた少年が、弟を助けようと武器を手にした。
■荒れ狂った母親
米国カンザス州で暮らしていた母親が、昨年夏に息子(当時14歳)に「殺害」された。
その件につき、少年の担当弁護士がこのほど「少年は無実である」と主張。この少年の行いゆえに母親が死んだことは事実だというが、どうしようもない理由があったのだという。
■母親を撃った兄
夫と離婚手続きの最中だったという少年たちの母親は、夫と暮らし始めていた息子達を連れて野球の試合を観戦に。しかしその日は酒に酔っており、帰宅するなり下の子(当時12歳)を虐待し始めたという。
「このままでは弟が殺されてしまう」「ママを止めなくちゃ」と焦った少年は、銃を手にして発砲。銃弾は母の首に命中し、母は絶命した。