日本財団会長が元SMAP3人のTV復帰を熱望 「忖度としか思えない」と苦言も
笹川陽平会長が、ジャニーズ事務所の「圧力」を厳しく批判。
日本財団の笹川陽平会長が23日、自身のブログを更新。各テレビ局へ向けて「(元SMAPの)3人のテレビ復帰を実現させてほしい」とメッセージを発信した。
■パラリンピックに大きく貢献
笹川会長はブログで、「あまりテレビを見ないので、恥ずかしながら、SMAPというグループについて、よく知らなかった」と切り出す。
「SMAPが、国民的アイドルとしていかに影響力をもつ存在であるかを知らされたのは、2020年東京パラリンピック大会を盛り上げる活動を通じて」と、パラリンピックのスペシャルサポーター活動を通じてSMAPを知ったと告白。
「熱心な活動に対して、パラサポや筆者が会長を務める日本財団には、彼らのファンからたくさんの激励の手紙が寄せられている。3人の活躍なくして『パラリンピック』の認知度が今ほど上がることはなかった」と感謝の想いを綴った。
■テレビ復帰を要請
続けて、「まことに不可解、どうにも納得できないことが起きた。絶大な国民的人気を誇っているはずのこの3人がテレビから消えてしまった。ジャニーズ事務所との契約終了後、3人のテレビ出演はコマーシャルを除いてゼロになってしまったのだ。そして、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに、SMAPの元メンバー3人を出演させないよう圧力をかけた疑いが浮上したのである」と、ジャニーズ事務所による圧力の存在を指摘。
「ジャニーズ事務所の〝圧力〟もさることながら、テレビ局の姿勢にはあきれてしまう。日ごろ『報道の自由』を金科玉条にしているはずの各テレビ局が、国家的イベントである東京パラリンピック大会の成功よりも、多くのタレントを擁するジャニーズ事務所の意向を忖度したとしか思えない」と、テレビ局の姿勢を批判した。
さらに、「東京パラリンピック大会を成功させるためにも、早急に3人のテレビ復帰を実現させてほしいものだ」と、3人のテレビ出演復帰を強く望んでいる。