寿司店で珍・不法侵入事件 そこに暮らす気マンマンだった犯人とは
こんな珍客なら不法侵入でも許せてしまう? だが、なぜこんなことが起きたのかを考えることが大事だ。
■「人間との共生は無理」と専門家
ラジオ放送局『RNZ National』の取材を受けたDOCの職員は、このように語っている。
「レストラン内をくまなくチェックしたところ、人目につかない場所には巣ができかけていました」
「コガタペンギンは、無理やり移動させても何度でも自分が気に入った場所に戻ってくる習性があります。しばらく付近を監視する必要がありそうです」
「ウェリントン港の周辺ではコガタペンギンはよく目撃されています。でも駅中に入り込むというのは聞いたことがありません」
「コガタペンギンはとても愛らしい生き物ですが、人間とうまく共生することはできません」
可愛らしいペットのような存在にも見えてしまうが、彼らの街中への進出を歓迎してはならないのだ。
■危険を顧みず再び戻ってくる?
寿司ネタの香りに魅かれてしまったのであろうペンギンたち。「よほど気にいってくれたんですね」と寿司レストランの従業員は『RNZ National』の取材に話しているが、港とウェリントン駅の間にある道路は交通量が多く、そこを渡るのは非常に危険だ。
コガタペンギンがそのような場所で巣作りしようとした理由は何だろうか。彼らの個体数をこれ以上減らさないよう、ますます海洋の環境保全に取り組んでいただきたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)浅野 ナオミ