寿司店で珍・不法侵入事件 そこに暮らす気マンマンだった犯人とは

こんな珍客なら不法侵入でも許せてしまう? だが、なぜこんなことが起きたのかを考えることが大事だ。

2019/07/21 07:20

寿司
(iPandastudio/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

レストランの調理場からは、意識せずとも美味しそうな香りが漂ってくるもの。ふと引き寄せられてしまったとしても不思議ではない。


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■不法侵入の犯人は…

ニュージーランドの首都ウェリントンにあるウェリントン駅から珍騒動が伝えられた。駅構内にある寿司レストラン「Sushi Bi」で今月16日、まだ開店まで何時間もある午前6時30分ごろに不審者が侵入したという。

店主が確認したところ、その「犯人」はなんと2羽のコガタペンギンだった。コガタペンギンは体長40cmほどの最も小柄な種類で、頭から背中にかけてが青みを帯びた灰色のため、英語圏では「ブルーペンギン(blue penguin)」と呼ばれている。

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■街中をうろうろしていた「犯人」

コガタペンギン
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通報を受けて警察およびニュージーランド自然保護局(Department of Conservation 略称:DOC)が対応し、サーモンを利用してその2羽をおびき寄せると、ウェリントン港から海へと戻してあげた。

コタガペンギンの産卵は一般的には10月がピークといわれているが、8月から産卵を始めることも多いため、「気の毒だけれど今のうちに気付いてよかった」と誰もがほっとしている様子だ。

ところが、このうちの1羽は騒動の前に市内のフェザーストン通りをうろうろする姿を目撃されていた。当局に保護されて海に戻されたにもかかわらず、もう1羽を連れて再び陸に上がり、「Sushi Bi」を目指したことになる。

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