ジャニー喜多川さんの世界平和への願い ファン「東京五輪まで生きてほしかった」

数々の人気アイドルグループを世に送り出したジャニー喜多川さん。30年以上ジャニーズファンを続けるコラムニストからの追悼コラム。

◼︎実体験を元に反戦をテーマにした舞台を

二度と戦争を起こしてはならない…いくつかのオリジナル舞台でジャニーさんはそのメッセージを盛り込んでいます。帝国劇場で何年にもわたり上演された『ジャニーズアイランド』シリーズでは、デビュー前のKing & Princeが特攻隊の役を演じて死んでいくシーンがありました。

「今も世界では戦争が行われています。戦争がないなんて思っている人は日本人だけです!」と力強いセリフもあり、ジャニヲタの観客が思わずウッとなることも。

この公演を観たジャニヲタ(女性・30代・会社員)は… 「皇居の目の前にある劇場で反戦の舞台を企画するなんて、ジャニーさん意義深い…」


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◼︎東京五輪への熱い思い

ここ数年は反戦のほかに、東京五輪をテーマにしたシーンも作られました。敗戦国の日本が復興をとげ、平和の祭典オリンピックを首都、東京で開催した。そして2020年再び東京にオリンピックがやってくる。

二度と戦争をしない街、平和になった街として世界中のお客さんをもてなしたいとジャニー喜多川氏は考えていたようです。 そこでジャニー喜多川氏はジャニーズJr.の新曲を用意しました。タイトルは『Tokyo Experience』。

ウグイスの鳴き声が入った和風のイントロで「Everyone おいでよ メトロポリス東京」という歌詞で始まるこの曲。ジャニー喜多川氏が得意とする日本語と英語がまざった独特のジャポニズム風味の曲です。

この曲を聞いたジャニヲタ(女性・40代・主婦)は… 「20年前にサンフランシスコの日本人街を旅行したことを思い出しました。独特の雰囲気だったんです。日本に行ったことはないけど、日本に憧れる…みたいな日系人が考える『和風』っていうんですかね。ジャニーさんがたまにJr.の子達に着物っぽい衣装着せてダンスさせるのも、米国から見たニッポンって感じの演出なんだと思います」。

この曲が好きだというジャニヲタ(女性・50代・会社経営)は… 「ジャニーさんには来年まで生きてもらって、2020東京五輪を見てほしかったなあ。世界中からくるお客さんをもてなすジャニーズJr.の舞台も作ってほしかったわ。残念すぎる…」 と嘆きました。

ジャニーさん、冥福をお祈りします。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ナンシー関ヶ原

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