パーティでドラッグを盛られ気を失った女子高生は… 動画までアップした男を逮捕
知らぬ間にドラッグを盛られて意識を失うほど怖いものはない。
パーティ、ドラッグ、そして勢いに任せたセックス。これが元で性犯罪や事故が起きることも多々という今の時代、加害者・被害者ともに低年齢化も進んでいるという。
■ドラッグで少女は意識を失う
米国フロリダ州ブロワード郡のミラマーという町で今月1日、18歳の男が未成年者に対する傷害、性的暴行、児童ポルノ禁止法違反、わいせつ物頒布等ほかの罪で逮捕されたことを『FOX13 WTVT-TV』が報じた。
男はパーティで知り合った15歳の少女に処方鎮痛薬「パーコセット(Percocet)」を過量に飲ませ、意識を失ったところで性的暴行を働き、その一部始終を録画。少女の裸体をインスタグラムで晒しものにした。
少女の友人がその動画に気づいて通報し、男は逮捕された。18歳とすでに成人しており、事件の悪質さもあって、設定された保釈保証金は日本円にして6,000万円弱ときわめて高い。
■処方薬を本来とは違う目的で使用
この事件の被害者は保護された時に意識がなく、放置が続けば命を落としていた可能性すらあった。男には非常に重い量刑が言い渡されるものとみられている。
アメリカでは、本来の鎮痛が目的ではなく「ハイになるため」あるいは「ぐっすりと眠るため」として処方薬を乱用し、依存に陥る人が増えている。オピオイド系鎮痛薬のパーコセットもその1つだ。
■マイケル・ジャクソンもプリンスも
アメリカの社会が抱えるこうした処方薬依存や過剰摂取の問題。強力な作用を持つ薬剤こそ危険度が高く、その依存から離脱できないまま命を落としたセレブリティもたくさんいる。
・プリンス:2016年4月21日(満57歳没)鎮痛薬フェンタニルの過剰摂取
・トム・ペティ:2017年10月2日(満66歳没)鎮痛薬フェンタニルの過剰摂取
・マイケル・ジャクソン:2009年6月25日(満50歳没)急性プロポフォール中毒(催眠鎮静剤ロラゼパムを併用)
深刻な依存につき、リハビリ治療施設に数ヶ月入所するセレブは例を挙げればキリがない。今や、ヘロインより処方鎮痛薬の過剰摂取で亡くなる者のほうが断然多いといわれている。
■合意のない性的行為は犯罪
しらべぇ編集部では、全国の20代~60代男女1340名を対象に「酔わせてエッチに持っていったことがあるか」の調査を実施。なんと日本の男性の約12%が「ある」と答えている。酒ばかりではない。このたびの事件と同様に、日本でも危険なパーティドラッグがすでにあれこれ出回っている。女の子たちはどうか警戒心を忘れないでいただきたい。
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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)浅野 ナオミ
対象:全国20代~60代の男女1340名