学生時代に友人から無視された経験は… 40代を境に変化する傾向も明らかに
いじめ
2019/07/08 08:40
いじめによる苦しみから自殺に踏み切ってしまう子供のニュースがあとを経たない。
誰もが被害者になりうる社会問題の一つだが実際に、「グループの仲間の態度が急によそよそしくなった」「親友に突然無視をされた」など、昨日まで普通に話していた友人から無視された経験がある人はどれくらいいるのだろうか。
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■3割が友人から無視を受けた?
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,721名の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の34.0%が「学生時代に友人から無視されたことがある」と回答した。
なお、男性29.7%、女性38.0%と女性のほうが友人関係のトラブルに巻き込まれた人が多いようだ。
■40代を境に割合が
さらに、この調査結果を男女年代別に見ていくと、すべての世代において女性の割合が高く、10〜40代は4割を越える人が友人から無視された経験があるようだ。また、50代を境に2割台とガクッと割合が減少している。
学校という小さなコミュニティの中で生活していると、人と違うことをしている人や異なる価値観を持っている人をいじめの標的にし、無視・悪口・陰口を叩かれやすい。
また、40代は第二次ベビーブーム世代であり一学年の生徒数が多く、加えてツッパリブームだったため喧嘩や悪さをすることを楽しむ人もいたため、急激に割合が増えた可能性も考えられるだろう。
昨今では、SNSを介した陰湿かつ悪質ないじめも登場するなど社会の変化とともにその手法も変わってきており、いじめが無くならないのが現状である。
■最終学歴が中学校の人が?
また、今回の調査結果を最終学歴別に見ていくと…
学生時代に友人から無視された経験がある人は、最終学歴が中学校卒業の人がもっとも多く、50.0%。いじめに遭い進学を諦め中退してしまった人もいるのかもしれない。
中には、家庭の事情で高校へ進学できなかった人もいるだろう。金銭的に裕福ではないことを理由に、いじめのターゲットにされてしまうケースも多いため、無視されてしまった経験がある人が多い可能性も考えられる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1721名 (有効回答数)