「亡き夫の卑猥物の処分代16万支払うか警察に通報か」 お悔やみ欄悪用の架空請求が…
北海道を中心に、お悔やみ欄を悪用した架空請求が相次いで届いているという。
2019/07/03 06:15
「亡きご主人が保管していたエッチなDVD処分代16万8000円を払うか、警察に届けてご主人の名誉を傷つけるか」
新聞のお悔やみ欄を悪用し、こうした架空請求の手紙が届く被害が出回っているとツイッター上で報告が相次いで上がっている。
請求先で書かれていた楽天銀行はしらべぇ編集部の取材に対し、「最寄りの警察署に届けて楽天銀行のカスタマーセンターに電話を」と注意を呼びかける。
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■「処分するかご主人の名誉を傷つけるか」
注目が集まったのは、とあるツイッターユーザーのツイート。
帯広市在住の津秋(@mimisukakiki)さんは、「お悔やみ欄を見て連絡させていただきました」という一文から始まる手紙の写真を投稿。貸しスペースを提供している、「マツオクニハル」と名乗る人物からだ。
手紙には「亡きご主人が2005年から貸しスペースに物を預けていた」とあり中身を確認すると卑猥なDVD。「児童ポルノ法違反です」「亡くなったとはいえ警察の捜査対象になる」としている。
「そこでこの児童ポルノ法違反のDVDをこちらで処分し、なかったことにするか、警察に届けてご主人の名誉を傷つけるか選んでください、ということです」と選択を迫らせている。
■保管代16万8000円を要求
荷物を保管していた14年分として16万8000円を手紙が届いてから銀行の3営業日以内に入金するようにと指示があり、入金の確認が取れなければ警察にDVDを提出する、と脅迫。
請求先には楽天銀行の「サルサ支店」とあり、楽天銀行によると実在する支店。リプライ欄では同じく北海道に住んでいるユーザーから「同じものが届いた」という報告が寄せられている。しらべぇ編集部では、投稿者の津秋さんに話を聞いた。