「俺はそこに君臨していたい」 “戦い続ける”アーティストAK−69が描くHIP HOPの未来

ソロデビュー15周年イヤーを迎えるAK-69にインタビューを実施。Hip-Hopにかける思いを聞いてきた。

■「次はもっと精度の高いショーを」

AK-69

こだわり抜いた武道館公演は成功を収めた…しかし、彼にはそこで満足はしていない様子。

AK:成功だけど、すぐ反省に変わっちゃう。「やったった!」っていうのは本当に終わったその日…いやその日のうちにもう反省してるか(笑)。


個人的な面、演出とかのテクニカルな面とか。だから常に満足はしてないですね、次はもっと精度の高いショーができるんじゃないかなって。


これだけの実績を積み重ねてなお、トライアルアンドエラーを繰り返している。彼がカリスマである理由がが少しずつ紐解けてきたところで、ソロデビュー15周年を迎えることへと話は展開する。

AK:(感慨深いとかは)あんまりないですね(笑)。ただ、ラッパーとしてマイク握り初めて…もう24年目になるのか。人生の半分以上ラップし続けているって思うとたまにすごいって思うこともあるけど…あんまり「15周年だ、わーい」みたいのはないかな(笑)。


それよりも自分がやりたいこと、やらなければならないことを一生懸命やっている感じですかね。自分では大したもんだなんて思えないけど去年の自分より、昨日の自分より大したことをしたいとは思ってますけど。


ただ、止まっちゃってもおかしくないくらいやっているんで、常にケツに火をつけて走ってます(笑)。


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■AKの真髄とは…

AK-69 party

武道館公演、また最新アルバムには「ANTHEM 」というキーワードが並ぶ。直訳すると「国歌」などが当てはまるが、これは「彼の真髄」をも表しているのだとか。

AK:女の事を歌っている歌や、パーティの歌とか…俺の中にもいろんな歌があるんですけど、一貫してるのは目標に向かう道の中で、「戦って進んでいく上で必要なアティチュード(姿勢)」だったりとか。改めて俺の真髄はなんだって言われた時にANTHEMだって感じた。


音楽は自由なんで、「ファッション的にもオシャレだ」とか「純粋にかっこいいだけ」でも全然素晴らしいことだと思ってて。ただ、武道館を終えた後のみんなの声がまさしくそうだったんですけど、俺の音楽は聞いた人が「自分も奮い立って、次に進む勇気になった」「AKの音楽に触れていて良かった」って言われることが真髄なんじゃないかな。


「なんでAKがこんなに君臨しているんだ」って思う人もたくさんいると思うんですけど、理由はすごい簡単なことで。誰よりもこのことを考えているだけで、それに対して命を懸けて動いている時間が圧倒的に多いだけ。

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■アスリートにも響く楽曲