「失望感と怒りでいっぱい」高校教師の男が女子更衣室を1年にわたり盗撮 動画3500本を押収
盗撮画像や動画のデータを複製し、それをビジネスにする悪い人間がいる。厳罰に処してほしい。
小型の隠しカメラを仕込むことによる許しがたい盗撮。その画像、動画がインターネットで出回ることもあるこの時代、被害に遭った者の不安、恐怖は計り知れない。
■被害者は在校生を含む数十名
米国バージニア州フェアファックス郡で、2017年5月から2018年6月にかけ、女子生徒の更衣室を盗撮していた公立高校の男の教師が逮捕された。被害にあった生徒は在校生を含む数十名で、押収された動画は約3,500本にもおよぶ。
男には妻と2人の子がおり、演劇の指導にあたるなど勤務先の高校では信頼を集めていた。学校職員、教育関係者、保護者、そして家族のショックは大きい。
■男は別の場所でも盗撮
男が盗撮を行なっていたのは、学校の女子更衣室だけではなかった。男の家庭には、住み込みでメイドやベビーシッターをしながら学校に通わせてもらう、いわゆる「オペア留学生」の女の子が暮らしていた。彼女から今年4月、警察に1本の通報が入ったのだ。
「与えられている自室の換気口に盗撮用の小さなカメラが仕込まれている」という内容で、これが一連の捜査の始まりであった。
■「ひどい裏切り」捜査官も激怒
この事件を担当したベテラン捜査官は、いち保護者の立場でこの事件について語っている。
「どの親も、毎朝わが子を学校に送り届けた瞬間に安心感を覚えるのです。そこから先は安全な領域だと信じているからです」
「私自身にも3人の子がおり、学校や先生方を信頼し、安心してわが子を高校に預けていました」
「ところが、この教師は生徒や保護者のそうした信頼を完全に裏切りました。失望感と怒りでいっぱいです」
この男の起訴にあたっては、盗撮行為、児童ポルノ禁止法違反ほか、重罪も含めて罪状は30にもおよび、厳罰が下るものと予想されている。
■盗撮の被害者は若者に多い
しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施した。その結果、全体の1割強が「盗撮被害に遭ったことがある」と回答。ほとんどの世代で女性被害者の割合が高く、特に30代や20代に被害者が多いことがわかる。
盗撮行為は性依存症に由来するれっきとした病気。この欲望を抑えられない者はすぐに治療を検討したほうがいいだろう。
・合わせて読みたい→滝沢カレンのゲームコントローラーの使い方に爆笑 「二度と触らせたくない」の声も
(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)浅野 ナオミ
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)