「嫌いな人だけグループラインから排除」 イジメを受けたことがある人の割合は…
近年、社会問題となっているイジメ。実際に受けたことがある人はどれくらいいるのだろうか。
2019/06/20 09:40
いじめによる自殺問題が昨今、全国各地で発生している。
SNSの発達により、いわゆる「言葉の暴力」だけでなく、「仲間はずれ」「さらし」といった悪質なものまで出現してきている近年のいじめ。実際に受けたことがある人はどれくらいいるのだろうか。
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■全体の4割程度がイジメられた経験あり
しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の40.8%が「イジメを受けたことがある」と回答した。
イジメは必ずしも学校だけに限った話ではなく、先輩や上司からの嫌がらせもイジメの分類に当てはまることから、このような結果となったのかもしれない。
なお、男女別では男性39.9%、女性41.6%と大きな差は見られなかった。
■30・40代女性に多い?
さらに、男女年代別に見ると、30・40代女性が全世代を通して唯一5割を超える結果となっている。
この世代だと、ママ友の間でのイジメが起きていることから、このような結果となったのだろう。
■ネット上では赤裸々に
ネット上では、イジメを受けた経験について、赤裸々につづられている。
「短期派遣で働いた時、派遣の最年長が率先してグループを作り、嫌いな人だけグループラインに入れず、退職へ追い込みました。 ちなみに女ばかりの職場でした」
「同時期に入った片方には優しく指導。私には暴言、無視、パワハラ、お菓子外し…」
「いじめで妙な団結力が生まれるから上は見て見ぬ振り」
イジメはされている瞬間はもちろんのこと、精神的にトラウマとなり、イジメられなくなっても後遺症となりかねない。イジメをなくそうと相談センターなども設けられているが、なかなか効果が発揮されていないのが現状だろう。
イジメをする人には、された側が感じる想像力が足りていないのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)