女性芸人が受けた容姿めぐるイジリ発言 「セクハラでしかない」と怒りの声

風貌をもとにしたネタやイジリは時に問題視される。大阪のライブでも、同様の出来事が発生した。

2019/06/19 17:40

(Milatas/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

他人の風貌を元にした芸人のイジリやネタは、視聴者や観客からすると面白おかしく見えてしまう。だがそれらが問題となるのも事実だ。

例えば、2017年に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』(日本テレビ系)。

浜田雅功がアメリカの俳優・エディ・マーフィーに扮し、肌を黒くメイクして笑いを誘ったことが、海外メディアで「人種差別だ」などと問題視される事態となった。

そんな中、ツイッター上でとあるお笑いコンビがツイートした、イジリをめぐる発言について議論が巻き起こっている。


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■「ただただセクハラでしかない」

「ただただセクハラでしかありません」


このように不快な思いを明かした思いをしたのは、小保内太紀さんと「知恵の輪かごめ」さんの男女コンビ「カフカと知恵の輪」。

某日、大阪市で行われたライブのフリートークで「知恵の輪かごめ」さんが他の芸人から「エロい」「見えてる」とイジられる場面があったという。

ライブに出演していた女性は相方のみ。イジリ発言をしてきた男性芸人10人に対しやめるように止めたが「だいぶ続いた」。「もちろんウケるわけでもない。ただのセクハラ」と振り返る。

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■発言した芸人から反論を食らう

ライブ終了後、小保内さんは怒りのあまり「これやから芸人は嫌や、こんなんやってて売れるわけがない」と言い放つ。

するとイジリ発言をした芸人からは「人によっていろんな価値観がある」「エロイジリがNGなら最初に言っておくべき」などと反論された。

小保内さんは「全部大きな間違い。いろんな価値観があるからこそ他者を尊重せねばならない、エロいじりをするなら事前に許可を取れ、といった低い詭弁でごまかせる相手だと思われたのは残念」「あなたたちは売れるべきではありません。こってりとした勘違いと一生添い寝してください」とつづり、告白を締めくくっている。

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■小保内さんに共感寄せられる