今夜注目の「ストロベリームーン」 国立天文台に観察のコツを聞いてみた
今夜は「ストロベリームーン」 ピンク色の月は果たして見れるのか…
2019/06/17 19:00
本日17日は、今年の夏至に最も近い満月の日、通称「ストロベリームーン」。今日の満月の観察ポイントをしらべぇ取材班が国立天文台に直撃。同時に、ストロベリームーンの名が付いた商品を期間限定発売している森永乳業にも話を聞いた。
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■アメリカの先住民が由来
ストロベリームーンと呼ばれる由来は、アメリカの先住民の時代に遡る。当時、季節を把握するために各月の満月に名前を付けていたようで、いちごの収穫時期であった6月の満月をストロベリームーンと呼んでいたと言われている。
なお、この言葉は近年、SNSなどで話題となり広まったが、元々「ストロベリーの収穫時期に見える満月」というわけであり、月がいちごのように真っ赤に見えることはない。ちなみにヨーロッパではこの時期は「ローズムーン」と呼ばれている。
しかし、夕日が赤く見えるように、月が出て間もない時は赤みがかって見えることがある。さらに今の時期は空気中の水蒸気が多いことと、塵などの影響で高度が低い月は、少しピンク色っぽく見えることもある。
■今日の観察のポイント
話題となっているということで、今日の観察のポイントを国立天文台に聞いた。
東京近郊の海の近くでは19時頃東の空を見るのがおススメ。都内のオフィス街では21時頃の南東の空に満月がきれいに見えるそう。その後は海の近くの西の空で、18日朝の5時頃がピンク色っぽく見れる可能性がある時間帯だそうだ。
担当者も過去数回水平線の近くで赤みがかった月を見たことがあるそう。気になる天気だが、今日明日ともに全国的に晴れの予報の地域が多い。