ペットの「黒い犬」をかわいがっていた女性が逮捕 住民が不安から解放された理由とは

クマだとは知らず道路脇の黒い「犬の赤ちゃん」を保護。ところが鳴き声が異様で体も犬以上に大きくなり…

2019/06/13 09:00

熊
(Tom Brakefield/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

先週、マレーシア・クアラルンプールにあるコンドミニアムの一室から、一頭の子グマが動物保護当局により保護された。

道端にたたずんでいたところを女性が拾い自宅で飼っていたもので、飼育届出書もないことから鳥獣保護管理法違反の疑いで、女は逮捕。取り調べに対し、「犬だと思った」と主張しているという。


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■絶滅危惧種のマレーグマだった

子グマを「ブルーノ」と呼んで飼育していた女は、デサ・パンダン地区にあるコンドミニアムに暮らす27歳の歌手。リアリティ番組への出場経験を持つほどの実力者だ。

子グマは2010年には絶滅危惧種に指定された、大人しいことで知られるマレーグマで、生後6ヶ月と見られている。

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■異変に気付いた住民が通報

コンドミニアムの住民は、警察の聞き取りに「獣の吠えるような声が外に漏れ出ていた。黒いクマが窓ガラスを突いている様子にショックを受けた」「最初は多くの住民が、着ぐるみ姿の子供がクマのフリをしてふざけているのだと思っていた」などと話したという。

時おり、窓のすき間から外に向かって身を乗り出すクマ。その鳴き声は犬のものとは確実に違う。不安な住民たちはモップなどを利用して窓を押さえつけ、クマが飛び出してこないよう必死だったとのことだ。

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■「保護が必要だと思った」と主張