ボクシング界の怪物・井上尚弥選手を倒した男の「引退を決めた理由」に反響
『消えた天才』でボクシング界のモンスター・井上尚弥選手を唯一倒した林田太郎選手の引退理由について触れた…
ボクシング世界王座認定団体、WBA・WBC・IBF・WBOのいずれかの世界王者が参加し、世界最強のボクサーを決定するトーナメント、ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)。
優勝賞金4億円とされるバンダム級で、世界の王者たちを相手に圧倒的な強さを見せつけ「モンスター」とまで呼ばれる3階級制覇王者・井上尚弥選手が、「唯一完敗した相手」について26日放送『消えた天才』(TBS系)で紹介され、大きな話題を集めている。
◼最強ボクサー・井上選手を倒した男
歴代日本人ボクサー最強の呼び声も高い井上選手。プロでは18戦全勝、アマチュア時代も公式戦40連勝を達成し日本ボクシング史上初のアマチュア7冠に輝くなど、その強さは疑いようもない。
しかし、そんな井上選手がアマチュア時代に敗れ「人生唯一の完敗でした」と口にする選手がいた。その相手が林田太郎さんだ。
卓越したテクニックと強烈なパンチ力で無類の強さを誇っていた井上選手に対し、果敢に接近戦を挑み、弱点だったボディーを中心に攻めて完勝した林田さん。全日本王者となり、五輪金メダル候補として将来を嘱望された彼が引退を決意した理由を明かした。
◼林田選手の引退理由は?
井上選手の弱点を分析しそれを実行する力を持ちながらボクシングから離れた林田さんだが、その理由も井上選手にあった。
林田さんが完勝した1年後、全日本選手権決勝で再び相まみえた両者。林田さんは前回同様、ボディーブローを繰り出し接近戦を挑むが、井上選手はそれを躱し強烈なパンチを繰り出す。
圧倒的な大差で完敗した林田さんは井上選手との力の差を痛感。「このまま続けても差は埋まらない。彼がいる限り、プロでもアマチュアでも世界一にはなれない」と感じ、「成長した井上選手に絶対に勝てない」と絶望したことで引退したと語られた。