有吉・マツコ、労働環境見直す働き方改革の現状に苦言 「中途半端は意味ない」
『マツコ&有吉 かりそめ天国』で有吉弘行とマツコ・デラックスが「働き方改革」への持論を展開した…
長時間労働の常態化、非正規労働者に対する待遇差など、日本企業でのこれまでの労働環境を大幅に見直す取り組み「働き方改革」が順次施行中だ。
22日深夜放送『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、有吉弘行とマツコ・デラックスが同施策に関して言及。的確な持論を展開し、大きな話題を集めている。
◼働き方改革の影響
残業や時間外労働を禁止されている昨今、雑な仕事でも効率・スピード重視なら「仕事が出来るヤツ」と評価されることに不満を持つ26歳の会社員は、「ゆっくりでもクオリティが高い仕事が必要」と主張する。
これにマツコは「スピードが早くてちゃんとしているのが一番大事」と反論。有吉は「こんな私、可愛そうじゃないですかってアピールしすぎ」と切り捨てた。
そこから、働き方改革のなかで「どう働けば他人に差がつく」のかを2人が議論しはじめる。
◼大胆な変革が必要
マツコが「『どうしても仕事を覚えたいんで先輩の仕事を見てっていいですか』って努力する権利もある」と時間外での努力が必要と指摘すると、有吉も「家に帰ってどうやって努力するのかが問題」と賛同した。
それでも日本企業が長く続けてきた体制に対し「急にやり方は変わらない」というのが2人の総意。有吉は「昼休憩はワイン飲んでもいいとか、昼休憩3時間とか」など大胆な変革が必要と主張する。
さらにマツコは「通勤ラッシュですし詰めになっている時点で労働基準もへったくれもない」と前置きし、「昼12時までだったら自由に出勤していいようにしないと」といわゆるフレックスタイム制の導入を強調。
「それぐらいのショック療法をやらないと…中途半端にやっても仕方がない」と現在の働き方改革への苦言が止まらなかった。