就活に新たなマナー爆誕? 「内定辞退は面談で」に学生の本音「お礼は言いたいけど…」
ただでさえひと手間かかる就活。またややこしいマナーができた?
2019/05/17 18:20
大学生、専門学生、高校生が避けては通れない道、就職活動。就活サイトでエントリーをし、エントリーシートを書き、面接を受けて…と一連の流れに疲労を感じる人もいるだろう。
また、ただでさえ手間かかるのに、「ノックの回数」「お辞儀の角度」といったマナーにウンザリする人も多いのでは。そんな就活のマナーについて、日本経済新聞が15日に配信した記事が波紋を呼んでいる。
■内定辞退したときは…
同日、同紙は「内定辞退の正しい伝え方、『直接会って、まず感謝』を」 と題した記事を配信。就活で企業から内定を得ても、他の企業への入社を決めたことなどから内定を辞退する際にメール等ではなく直接訪問して伝えるべきだ、という趣旨の記事だ。
一般的に、多くの人が内定辞退する際にメールや電話等で済ませてしまうことに対する指摘なのだろう。
■「面倒くさい」
ネット上ではこのマナーに否定的な声が目立つが、実際に就活中の女子大生に意見を尋ねると、同様の趣旨の意見が返ってきた。
「反対ですね。一からアポとって会いにいくのが面倒くさいです…。この時期は、いろんな予定が立て込んでいるのでこちらも企業側も効率よく物事を済ませたいはずだし。
でも、メールだと失礼なので電話でしてしまうかもしれません。お礼は言いたいので、勇気を出して電話をかけます」(20代・女性)
また別の女子大生からもメールや電話で済ませたい、といった声があがった。
「直接訪問、しなくていいならしたくないですね。でも、この記事を読む前は、なんとなくまずは電話するのが礼儀だと思っていました。メールだと文面が残るので先方にとってもありがたい、っていうツイートなんかを見て、確かに…と思いました」(20代・女性)
企業からしても、辞退を伝えられることだけに訪問されるのは、時間をとられるだけで嫌がるだろう。
■どちらもスムーズに
しらべぇ編集部では以前、全国の20代~60代の男女1,348名を対象に、「内定を辞退したことがある?」という調査を実施。直近で就活を終えた20代では男性15.2%、女性20.5%が辞退を経験。およそ5,6人に1人の割合ということになる。
新卒採用の活動が通年になる、終身雇用の廃止の検討…など、雇用に関する考え方が大きく変わりつつある日本。就活生と企業、どちらもスムーズに行えるような活動が必要だろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)