20代女性教諭、3年間もテストを返却せず その隠し場所に「闇が深い」との声も
広島県の公立小学校の女性教諭(20代)が、「テスト用紙を返却しない」「そもそもテストを実施しない」などの行動を3年にわたって行なっていたことが判明。
2019/05/15 10:45
■「無責任」「本当に忙しかったのでは」
彼女の行なったことは、当たり前だが社会人として褒められた行動ではない。「無責任」と言う批判が出るのも、仕方のないことだろう。
しかし、一方では教師の過重労働が指摘されていることを踏まえ、ネット上では「本当に忙しかったのでは」「業務量が多すぎるのは本人の問題ではない」などの声も見られている現状だ。
「どの仕事でも大変なのは当たり前です。給料(教員は税金)をもらっているからこそ、自分の仕事をしっかりとやらないといけません」
「単に教師として不適だということだと思います」
「この人はサボっていただけかもしれないが、単純に業務量が多く、こういう事案がこれからも発生してもおかしくないくらい現場が崩壊寸前な状況なのは間違いない…」
「仕事には責任がつきまとうが、一方で業務量が多すぎるのは本人の問題とは別だからな」
「やったことを擁護することはできないけど、実際、教員が忙しすぎるのは間違いないよね。辛そうだ」
■隠し場所に「闇が深い」との声も
また、女性教諭が校内の倉庫にテスト用紙を隠していたことに対し、「学校の倉庫に隠してたってところが闇深いね」「罪悪感があって、捨てるとかはできなかったのかもな」などの声も。
たしかに子供たちも、そのように身近な場所に隠されていたとは、思わなかったのではないか。
■約12%が「過労死するほど仕事」
しらべぇ編集部では以前、就労中の20~60代男女を対象に「過労死すると思うほど働いている」人の実態を調査。その結果、当てはまったのは全体の11.7%だった。
また、20~30代の若い世代は男女ともに「過労死するほど働いている」人が多く、女性教諭と同じ20代女性は14.2%という結果に。「少数派」と切って捨てられる数値とは言えないだろう。
繰り返すが、彼女の行動は決して許されるものではない。しかしながら、教育現場のひずみを解消していくことも大事なことではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20~60代の有職者の男女686名(有効回答数)