今年もくら寿司が糖質に下剋上! 「もはや太るのが無理なメニュー」を食してきた
くら寿司で糖質オフシリーズの新メニューが登場。しらべぇ編集部で早速試食してきた。
2019/05/11 09:30
お寿司というと、ダイエッターにとっては糖質高めの禁断メニュー。しかし「くら寿司」は寿司界のオールラウンドプレイヤー。その壁すら超えてゆく。
2017年からはじまった糖質オフシリーズの新メニューが10日からスタート。今年は一体どんなメニューが爆誕したのか。しらべぇ編集部は、脳内イメージを寿司の旨味で満たしつつ、くら寿司を直撃した。
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◼︎誰も寿司とは言ってない
もう一度言うが、記者の脳内はイメトレによって、寿司の旨味で満たされていた。しかし目の前に出されたのは、なんとカレー。…え?
いや、たしかにメニューに「シャリカレー」ってあるけど! 寿司は…? などと勝手に寿司と思い込んだすえの勝手な思いを脳内でまきちらしつつ、しかしカレーの芳醇な香りに喉をならし一口…
うん、カレールー安定のうまさ! お寿司屋なのにこのルーのクオリティーはなんなのだ。やはりオールラウンドプレイヤーだ…という感動はさておき。なんだこのライスの瑞々しさは!?
そう、これこそが今季の糖質オフ新メニュー、「カリフラワーライスカレー」(税込302円)。ルーは、酢飯とカレーを合わせて話題になった「シャリカレー」と同じもの。しかし、なんと酢飯の代わりに「カリフラワー」を使用しているのだ。
食感はインドカレーなどでよくある、サラサラしたライスと似ている。カリフラワーは味がシンプルなので、むしろカレーの味を引き立たせているようだ。シャリカレーと比べると、後味はサッパリ。しかし、歯ごたえがあるので満足感も得られる。
気になる糖質は、なんと67%OFFで24.6g。くら寿司のポテンシャルおそるべしだ。ちなみに、一口食べた時点で脳内の寿司に対する執着は消滅したことをお知らせしておく。
◼︎いよいよ寿司登場か?
とはいえ、ここはくら寿司。やはり寿司のメニューははずせないのでは? ということで提供いただいたのは、2017年も登場していた「シャリ野菜」の新バージョン「とび子サーモン」(税込108円)と「えびえびマヨ」(税込108円)だ。
そもそも、魚介類の糖質は元々少ないため、お寿司で糖質を減らすとなると、もう米しかない。しかし寿司の命ともいうべきシャリをなくすというのは、アイデンティティの崩壊にすらなりかねない。
だが、そこはくら寿司。試行錯誤して生み出されたのが、シャリを100%無くして、代わりに大根を使うという驚きの一品。おすすめの食べ方は海苔ごとくるっとする「巻き」だそうだ。
手巻き寿司をイメージして、大きく口を開けて実食。提供されたとき、「これはもはや寿司ではなくサラダでは?」という思いが脳裏を横切った自分に喝をいれたい。
というのも、大根にはきちんと「酢」が効いており、さらに大根の瑞々しさを感じたあとに海苔の旨味と、魚介の旨味が鼻を通り抜けるため、「寿司」ならではの深い味わいが得られるのだ。
それもそのはず。シャリと同じ酢ではなく、大根に合うものを研究して使用するほどこだわっているのだから。なお、「とび子サーモン」は、サーモンの香りととびっこの塩気を十分に感じられる、さっぱりした味わいで、糖質はなんと65%OFFの2.9g。
「えびえびマヨ」はサーモンに比べ、濃厚なマヨネーズとぷりっぷりの食感を味わえて、糖質は40%OFFの3.1g。
もちろんシャリを感じたい人にはサラダかもしれないが、ダイエッターにとっては嬉しい一品なのではないだろうか。