中村獅童、オフシアター歌舞伎への熱い思いを明かすも… 「息子には見せたくない」
オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』の囲み取材に歌舞伎俳優の中村獅童、中村壱太郎、荒川良々、赤堀雅秋が登場。
10日、オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』の囲み取材が行なわれ、出演者である歌舞伎俳優の中村獅童、中村壱太郎、俳優の荒川良々、そして脚本・演出を担当した赤堀雅秋が登場。
11日より始まる舞台への思いを語った。
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■気持ちは高まるばかり
普段は新橋・歌舞伎座など歌舞伎専用の劇場で行なわれることが多い、歌舞伎の演目を倉庫・ライブハウスで行なう今回の試み。
獅童は「こういった場所での歌舞伎は、長年の夢。気持ちは高まるばかりです」といい、「(客席が)360度全面なので、一瞬たりとも気が抜けない。登場人物全員が主役という気持ちで、この空間で生きていないと。道具があるわけでもないので、演技力と一人ひとりの人物像がはっきりお客様から見えてしまう」と気を引き締める。
■熱く語るも、息子の話になると…
前例のない場所での舞台だが、「倉庫だからと奇をてらうのではない」という。
「あくまでも芝居を観劇しているというより、いつの間にかデジタル溢れる世の中から作品の時代にタイムスリップしてしまって、事件を目撃してしまった…そんな空気感になればいいな」と語る。
『女殺油地獄』への熱い思いを語る獅童だが、息子について問われると「この芝居は見せたくありません」とキッパリ。「子供が見るもんじゃありません、大人が見るものです。今日も遊びに来たんですが早々に帰らせました…嫌われたくないんで」とパパの顔に。