ゴールデンウィーク中盤の事件・事故で通行止めや電車トラブルも 現場を取材した
楽しいはずのゴールデンウィークに事件・事故が多発。現地の消防本部や警察隊に話を聞いた。
ゴールデンウィーク中盤に入り、各地で事件・事故が相次いでいる。事故の影響で高速道路が通行止めになったり、事件の影響で駅の開業が遅れたりと、レジャーの移動にも影響が出ているようだ。
■交通事故が多発
2日午前4時57分頃、常磐道広野インターから約100メートル付近で、下り車線を走行中の車が中央分離帯を乗り越えて上り車線の車に正面衝突した。
双葉地方消防本部と福島県警高速交通警察隊に取材したところ、この事故で乗用車が炎上したため、消防車10台、救急車6台が出動し、現場で消火活動と乗員の救出活動を行ったという。
衝突した2台の車には、4名づつの合計8名が乗車。救急隊が現場に到着した時には、1名に意識がなく、2名が意識混濁状態だった。事故に遭った8名全員が双葉郡内やいわき市内の病院に搬送されたが、搬送後、横浜市内に住む大学生の死亡が確認された。
この影響で一時、常磐道の広野・四倉間が通行止めに。現在は、通行止めは解除されており、高速隊が引き続き事故原因について調べている。
■横須賀市や秋田でも…
神奈川県横須賀市内でも、1日午後11時頃、パトカーに追跡された乗用車が交通標識の支柱に衝突し炎上。乗っていた男性は死亡し、女性は意識不明の重体だ。
また、2日午前7時40分頃には、秋田県仙北市の玉川キャンプ場で車が燃えているという通報が秋田県警田沢湖交番に入った。警察が駆けつけたところ、焼け跡から二人の遺体が発見された。
■京都の駅ではトラブルが
京都府京丹後市では1日、中学生のスカートの中を盗撮したとして、58歳の会社員の男が府迷惑防止条例違反容疑で逮捕。この男は、京都丹後鉄道(丹鉄)の駅の運営業務を委託された会社に勤務しており、丹鉄峰山駅を朝一番に開業する任務に就いていた。
逮捕の影響で、1日は駅に出勤できず、峰山駅の開業が45分遅れるというトラブルに。
丹鉄を運営するウイラートレインズは取材に対して、「運営会社の社員は30日の夕方に警察に拘束されて、連絡が取れない状態に陥ったようだ。1日に駅が開業していないのは、乗客からの連絡で分かった。近隣の駅からすぐに職員を派遣したが、開業が遅れるといったご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません」と述べた。
■ゴールデンウィーク中の悲劇
楽しいはずのゴールデンウィークの悲劇。しらべぇ編集部が、以前ゴールデンウィークの過ごし方について全国20〜60代の男女1,340名を対象に調査したところ、のんびり派(35.3%)がお出かけ派(13.4%)の2倍以上という結果になっている。
出かけた途中でトラブルに巻き込まれると予定が大幅に狂い、もし事故にあってしまったら、せっかくのゴールデンウイークも台無しになってしまう。通行止めなどによって無関係な多くの人に迷惑が掛かってしまうことも、充分に意識する必要がある。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)