最も尊敬できると思う戦国大名ランキング 1位は戦乱の世を終わらせた…
戦国時代を生きた大名のなかで「最も尊敬されている」人物は誰?
戦乱の世を生き抜いた戦国大名。そのなかで最も尊敬されている人は誰なのだろうか。
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,755名を対象に、以下の著名な戦国大名の中で「最も尊敬できると思う人物」を調査。
織田信長/豊臣秀吉/徳川家康/上杉謙信/武田信玄/今川義元/毛利元就/伊達政宗/島津義弘/尼子経久/最上義光/長宗我部元親/北条氏康/三好長慶/その他
結果をランキング形式で紹介する。
■10位~8位:尼子経久/今川義元/島津義弘
10位は出雲の大名で、「謀略の天才」と称された尼子経久。その能力は中国地方の覇者毛利元就も恐れ、手本にしていたといわれる。1997年のNHK大河ドラマ『毛利元就』で緒形拳が「良いジジイで死ぬくらいなら、血飛沫の中で地獄に落ちるが本望」と叫んだセリフも印象的だ。
9位は駿河国の大名、今川義元。大群を率いながら桶狭間で織田信長に討ち取られたことから評価が低かった義元だが、昨今は研究が進み、政治・武勇ともに非常に優れた人物だったと考えられている。その影響もあり、トップ10入り。
薩摩の猛将島津義弘が8位。「鬼島津」と呼ばれるほどの戦闘力を持ち、豊臣秀吉と徳川家康がその力を恐れたという。家康が島津家を滅亡させることができず、存続を認めざるを得なかったことが、後々の明治維新に繋がった。武勇に優れたエピソードがランクインした理由か。
■7位~5位:毛利元就/武田信玄/豊臣秀吉
「三本の矢」で有名な毛利元就が7位に。尼子氏と大内氏に囲まれ、小大名に過ぎなかった毛利家を中国地方の覇者へと押し上げた能力は、高い評価を受けている。
6位は甲斐の虎・武田信玄。戦国一の騎馬隊で徳川家康に大勝利するなど、戦の強さには定評があった。戦闘だけではなく、内政でも水害対策に尽力し、農民から感謝されたといわれる。現在も山梨県を中心に尊敬されている人物だ。
織田信長の死後跡目を継ぎ、天下統一を果たした豊臣秀吉は5位。太閤検地や刀狩りなど後世に残る政策で、日本国の基礎を作ったとされる。しかし権力掌握後の、豊臣秀次への残忍な仕打ちや朝鮮出兵など、評価が分かれる行動があったことも影響してか、5位に留まった。