山本太郎・参院議員が新党『れいわ新選組』を結党 消費税廃止を公約に
新元号「令和」が発表された4月1日に政治団体として届け出。「消費税廃止」など8つの公約を掲げた。
10日、自由党の共同代表を務める山本太郎参院議員が記者会見を開き、月末に自由党を離党して、新党を結成すると発表した。新党名は「れいわ新選組」。新元号「令和」が発表された4月1日に、政治団体として届け出たという。
山本氏は、国民民主党と自由党が今月末に合併しようがしまいが関係なく、新党の代表に就いて今夏の参議院選挙に臨むという。「新撰組」でなく「新選組」としたのは、「新しい時代に新しく選ばれる政党になるため」と説明した。
■将来に不安抱えることなく暮らせる社会を
冒頭で、党の決意として、山本氏は、
「日本を守る、とはあなたを守ることから始まる。あなたを守るとは、 あなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす政治の上に成り立つ。
あなたに降りかかる不条理に対して、全力でその最前に立つ。何度でもやり直せる社会を構築するために。
20年のデフレで困窮する人々、ロスジェネを含む人々の生活を根底から底上げ。中卒、高卒、非正規や無職、障害や難病を抱えていても、将来に不安を抱えることなく暮らせる社会を作る。
私たちがお仕えするのは、この国に生きる全ての人々。それが、私たち『れいわ新選組』の使命である」
と述べた。5月末日までに1億円の寄付を募り、活動資金に充てると目標を語る。
また、寄付金が集まれば集まるほど候補者を多く擁立していくと言い、「できるならば、参院選で二人区以上の選挙区にすべて候補者を立てたい。もちろん、比例区にも擁立したい」と語った。
■8つの公約を柱に
山本氏は公約として、
①消費税廃止
②全国一律!最低賃金1500円『政府が補償』
③奨学金徳政令
④公務員増やします
⑤第一次産業戸別所得補償
⑥『トンデモ法』の一括見直し・廃止
⑦辺野古新基地建設中止
⑧原発即時禁止・被曝させない
という、8つの政策を掲げた。