「カバン空いてますよ」親切心から声をかけたことある? 高齢層は優しさ溢れる結果に
知らない人に話しかけるのはとても勇気がいることだが…
2019/03/26 11:30
世界的に見ても日本は丁寧で親切な人が多い国と言われている。一方で、物騒な事件が増えてきているため、事なかれ主義を貫く人も増えてきているようだ。実際、目の前で困っている人を見かけ時、自ら進んで声をかけていく人はどれくらいいるのだろうか。
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■4割が知らない人に優しくできる人
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体の45.7%が「知らない人に親切心から声をかけたことがある」と回答した。
なお、男性42.7%に対して、女性48.8%とやや女性のほうが困っている人に積極的に声をかけているようだ。
■高齢者は親切な人が多い?
さらに、この調査結果を男女・年代別に見ていくと…
もっとも割合が高いのは、50代女性で59.6%と最多。60代女性(57.3%)、50代男性(52.4%)が続く。一方、もっとも割合が低いのは、男女共に20代で3割と、若い世代よりも高齢層に親切な人が多い傾向が見えてきた。
また、すべての世代において女性の割合が高いことも特徴的である。
■親切に声をかけてくれる人とは?
では、どのような人が親切心を持って他人に積極的に関わっていくのだろうか。まずは、エリア別に見ていくと…
もっとも割合が高いのは、四国地方で51.8%。北海道(49.4%)、北陸地方(48.5%)が5割弱で続いた。一方、最下位には甲信越地方が3割台に留まり、あまり知らない人に声をかけない様子が伺える。
さらに、職業別に見ていくと興味深い結果が見えてきた。
59.3%と全体平均を大きく上回ってランクインしたのは自由業。公務員、専業主婦(夫)が5割台で続く。
一方、学生は31.6%とかなり低い結果となった。同世代と話す機会が多い学生にとって、知らない人に進んで話しかけていくのは勇気がいることなのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)