『ストップひばりくん』作者・江口寿史が描く美少女は「生まれ変わったらなりたい自分」

『ゴロウデラックス』に『ストップひばりくん』で人気を博した漫画家・イラストレーターの江口寿史が登場!

■『ひばりくん』の完結

少年漫画でラブコメが全盛期だった当時、ギャグ漫画家の江口はラブコメを茶化す意味もあり、「女装した男子を主役に据えたら困るだろう」と女装男子・大空ひばりを主役に据えた『ひばりくん』の連載を開始。

「少年誌では女の子がかわいいと人気が出る」ため、「ひばりくんをかわいく描く」ことに注力していくが、美少女を描くことにこだわり始めた江口は週刊連載のペースに間に合わず、原稿を放り出して逃げてしまう。

そうして『ひばりくん』は未完のまま連載終了となってしまったものの、27年の時を超えコンプリート版発売に合わせて加筆、ついに物語を完結させた。


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■未完の帝王

『ひばりくん』のみならず連載してきた作品のほぼすべてが「未完」のため、「連載作品未完の帝王」とも呼ばれる江口。未完へのこだわりも明かす。

「人生は、世界は続いていく。一時期カメラを当てて、そのカメラが去っていくだけでいい。終わるのが寂しい感じがする」と物語を完結させない理由を語った。視聴者も江口から明かされた貴重な事実の数々に興奮。大きな反響が起きている。


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■漫画を描きたい

画業40周年を超えた江口は、「今年は漫画を描きたい」と展望を語った。往年のファンは喜びを溢れさせている。

還暦を過ぎ、再び漫画の世界に飛び込むことを決意した江口。その決断を多くのファンが応援している。江口のこだわりも理解できるとはいえ、今度は「未完」とならないよう願うばかりだ。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

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