米国弁護士の公開プロポーズが話題 古代の日本も肉食系男子で溢れていた
アメリカの弁護士が法廷で公開プロポーズをしたが、日本では否定的な意見が多く見られた。
2019/03/10 10:00
たびたび話題になる、公開プロポーズ。日本でも、フラッシュモブや遊園地での動画があげられることもあるが、海のむこう米国では、思いもよらない場所でのプロポーズが行われ、反響を呼んでいる。
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■これこそが弁護士のプロポーズ
米フロリダ州で、1組のカップルが結婚を決めた。夜景の見えるレストランや二人の思い出の場所ではなく、裁判所の法廷でプロポーズしたというから驚きだ。
決行したのは弁護士の男性。自分が一番輝ける場所で勝負をかけたいと思ったのか、事前に倫理的な問題など無いかをしっかり検討したうえ、法廷の昼休みに行った。
陪審員席に座る友人や家族に見守られながらのプロポーズ。彼女は「イエス」と返事をし、彼の作戦は成功に至ったようだ。もしも失敗したら、仕事にも影響の出る危険なアイデア。彼の真剣な思いに彼女も心を打たれたのかもしれない。
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■日本人には受け入れられない?
情熱的な公開プロポーズだが、日本では「ほっこり」と胸打たれる言葉のほか、否定的な意見も多く見られた。
「裁判所は厳粛な場所だと思うけど」
「ほっこり。日本にも少しは寛容という文化があればな~」
「もし断りたくても、断りにくい」
最近では勤務後の飲み会を嫌がる人も多いと聞くが、そこには仕事とプライベートをしっかりわけたいという考えがあるようだ。となると、仕事場でプロポーズなども公私混同だということだろうか。
また、大勢の人を巻き込みながらプロポーズをする「フラッシュモブ」も、NOだとしても断わりづらくなる、相手の気持ちを考えていない行動だと嫌がる人も少なくない。周りのことを考え、和を大切にする日本人らしい見解なのかもしれない。
■古代は歌で口説いた
しかし歴史をひも解くと、日本人のDNAにもしっかりと情熱が刻まれていることがわかる。
たとえば、出雲大社にまつられている「八千矛神(やちほこのかみ)」には、こんな恋のエピソードがある。
八千矛神(やちほこのかみ)は、美しい女神を口説くため家まで行ったが、女神が出てきてくれない。そこで、近所迷惑な夜明け前の時間に、家の戸をゆさぶって歌をささげたそうだ。普通に考えると失恋必至の行いだが、そこは神様。この恋は成就したようである。
また奈良時代には、村々の男女が集まり求愛の歌を詠みかわし、お目当ての相手と結ばれたという。現代だと、合コン中、歌で自分をアピールするようなものだ。
各々、心の中のほとばしる思いを、自由に言葉に乗せてまっすぐ伝えていたのだろうか。想像すると、今では考えられないような情熱的な情景が浮かぶ。
■4割がプロポーズ「してほしい」
公開プロポーズに賛否はあるだろうが、結婚前の一大イベントであることに変わりは無い。
そこでしらべぇ編集部は、全国20~60代未婚の男女788名を対象に「プロポーズはしてもらいたいか? したいか?」と調査を実施。その結果、全体の42.1%が「プロポーズは相手からしてもらいたい」と回答した。
これから愛しい相手にプロポーズを考えている人は、先人にならって情熱的な歌で気持ちを伝えてみるのもいいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の未婚の男女788名 (有効回答数)