小沢一郎氏を批判する菅直人元首相 野党結集に浴びせる冷や水に関係者が激怒

小沢一郎氏が仕掛ける野党再編構想を菅直人元首相がブログで批判。どちらの主張が的を射ているのか。

2019/03/08 09:30

菅直人

今年に入ってから、野党五党・一会派は幹事長・書記局長会談を定期的に重ねて、参院選の一人区で統一候補を立てることを確認して、候補者の選定を進めている。


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■過去のしこりは消えつつある

2017年の総選挙で、野党は希望の党と立憲民主党に分裂して闘ったしこりが残った。完全には無理だが、徐々に癒やされていっている。その背景にあるのは安倍一強への警戒感。

野党の目標は参院選で与党を過半数未満に追い込み、安倍政権を退陣に追い込むことだ。それができなければ今年11月、歴代総理で在任記録1位の桂太郎首相を抜いて、安倍晋三首相が歴代1位になる。

なんとかそれを避けなければならない。小異を捨て大同につこうとする野党のあせりは、そういうところにある。

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■「菅 vs 小沢」の因縁

そんな野党再編が進むときに、後ろから石を投げるようなことをした人物がいる。菅直人元首相だ。 菅氏は2月25日、『小沢一郎氏と国民民主党』と題し、ブログで発信した。二人は旧民主党時代に、党内で衝突し続けた因縁の相手だ。

さらに、菅氏は民主党政権誕生前に発覚した、後に冤罪だと司法が認定した小沢氏の資金管理団体「陸山会」の事件をめぐって小沢批判を展開。政権獲得後も2人は激しい党内抗争を繰り広げ、同党分裂につながった。

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■小沢氏の強引な政局運営はもう御免