安倍政権打倒を訴える鳩山由起夫元首相 「北海道地震は人災」を道警がデマ認定で炎上
東大工学部を卒業し、理系の研究者だった鳩山由紀夫元首相。北海道地震をめぐる投稿が物議を醸している。
安倍政権の打倒を目指す「オールジャパン平和と共生」が2日、東京都千代田区の日本教育会館・一ツ橋ホールで「2019年政治決戦必勝! 総決起集会」を開催。
経済学者の植草一秀氏が消費税廃止など「シェアノミクス」によるガーベラ革命を説くとともに、野党各党の政治家が候補の一本化を主張。玉城デニー沖縄県知事も応援メッセージを寄せた。
■鳩山氏が基調講演
鳩山由起夫元首相は、基調講演で前日の玉城デニー沖縄県知事による県民投票結果の安倍首相への報告に触れ、「米国と日本政府、沖縄県の三者でしっかり議論して進めようというのは正当な要求だが、安倍首相はそれを認めようとしないだろう」と牽制。
さらに、「日本の国土の中に、海兵隊は要らないのではないか」と疑問を呈した。
「今まで米軍基地があったことは認めるが、これからもずっと米軍が駐留しているのは、独立した国ではないと言わざるを得ない。安倍首相がトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦した。
今まで危険だった日本の空にミサイルが飛ばなくなったからというなら、なぜF35戦闘機を100機以上買うために1兆2600億円も費やす意味があるのか」
と批判している。
■「北海道地震は人災」との投稿を道警が批判
鳩山元首相の講演は何度も拍手が起き、熱い空気に包まれたが、氏は最近、とんでもない問題を起こしている。2月21日夜に北海道厚真町で震度6弱の地震が発生した直後、鳩山氏は、
「先ほど北海道厚真町の地震は苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験CCSによるものではないかと書いたばかりの本日、再び厚真町を震源とする震度6の地震が起きてしまった。被災された方々にお見舞いを申し上げると同時に、本来地震に殆ど見舞われなかった地域だけに、CCSによる人災と呼ばざるを得ない」
とツイート。北海道地震では「数時間後に本震が来る」など様々なデマが流れたため、22日、北海道道警がちまたのデマのいくつかを「流言飛語」と認定したが、なんと元首相のツイートも「流言飛語」として認定したのだ。