篠山紀信氏が平成最後の写真集を発表 『ヌード写真集と言われるのは不本意』
平成を数々のヘアヌードで彩ってきたとも言える写真家の篠山紀信氏が、キャンパスクイーン3人を平成最後に輝かせた。
3人のキャンパスクイーン卒業生が、24日、写真集発売を記念して、都内で篠山紀信氏とトークイベント&サイン会を開催した。
モデル自らが企画し、これまでのすべてを脱ぎ捨てて、篠山紀信氏や世界で活躍するビューティ・アーティストたちと挑んだ写真集は、『プルミエール ラ・リューシュの館』。
結城モエ(慶應義塾大学法学部卒)、高尾美有(帝京大学経済学部卒)、松井りな(中央大学文学部卒)の3人が、山梨県北杜市にあるアートの聖地「清春芸術村」を舞台に数々の著名な芸術作品と邂逅し、創り出したスペシャル版となっている。
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■「平成最後の写真集」に
篠山氏は、「考えると平成最後の写真集。同時に新しい視線で撮った作品。ヌード写真集と言われるのは不本意。ヌードもある写真集。女性に見てもらい『きれい!』と言ってもらえる、女性に寄りそった写真集」と述べた。
「時代が変わる平成の最後に象徴的な物ができてよかった。3人一緒に裸になったり、飛び跳ねたり、1人では表現できないいい本ができた」と満足げ。
しかし、「『ヌード写真集』と言われるのは不本意。『ヌードもある写真集』。男の人の中には不満っていう人もいたかもしれないけど」と苦言を呈した。
■扇情的よりはカッコいい
結城は、「(ヌードの)覚悟が決まらず不安の中で撮った写真が印象に残ってます。男性目線で撮っていないことが伝わる」「ヌードイコール世の中的にいやらしい物だったりするんですけど、そうじゃなく、この空間で撮ったときに、その人が一番美しく見える形は何だろうと考えたとき、裸でいるほうが自然で美しいと思って撮っていたので、カッコいいという声を頂くのはありがたい」と話した。
高尾は、「外に出て台風の中で下着姿で撮ったりして新しい体験で面白かった」「ヌードってちょっと怖いイメージもあったんですけど、ヌード=女性の強さだったり生き様だったり、その人その人で出ると思う」と語る。
松井は、「3人が映画や絵画のアートの世界に飛び込んだような不思議な作品」「男友達には扇情的というよりは逆にカッコいいと言われました」と解説した。
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(取材・文/France10・及川健二)