「KING」名乗り1万人以上から460億円集めた詐欺師 岩井志麻子氏「KINGからして怪しい」
『5時に夢中!』で、自らを「KING」と名乗った詐欺グループ経営者について言及!
弱者を食い物する詐欺が後を絶たない。13日、千葉市の投資会社「テキシアジャパンホールディングス」の実質的経営者ら10名が「月3%の高配当」をうたい現金をだまし取った詐欺の疑いで逮捕された。
14日放送『5時に夢中!』(TOKYO MX)では、同詐欺について言及。経営者が自らを「KING」と名乗っていた点に、作家・岩井志麻子氏と新潮社出版部部長・中瀬ゆかり氏が触れている。
■460億円もの詐欺被害
テキシア社は、1口100万円から出資すれば「毎月3%の配当を1年間支払い、1年後には元本を償還するか契約継続を選べる」などと出資者を募り、1万3,000人から460億円を集めたという。
地区ごとに勧誘のリーダーを置くピラミッド型の組織を構成。出資額や勧誘実績に応じ「一般会員」「エバンジェリスト」「マネジャー」「ディレクター」の順に昇格できる仕組みで、競い合わせる形で勢力を拡大していった。
実質的経営者は自らを「KING」と名乗り、歌手や宮司としての活動をSNSでアップするなど華やかな生活をアピールしていた。
■中瀬氏、岩井氏は…
中瀬氏は「何年かに一度、こういう詐欺事件が起きる」と前置きし、「こんな(怪しい)ヤツに騙される人がいるのかと思うが毎回騙される人がいる」と嘆く。
「騙す方が悪いに決まっているが、自衛のためにも、もう少し考えて欲しい」とウマい話には裏があると強調、詐欺被害者にも「気を付けるよう」苦言を呈す。
岩井氏は「自分のことをKINGとか王子とか姫とか呼ばせる人は、そこからして怪しい」と指摘。「大掛かりであればあるほど騙されるのかな…」と詐欺被害者への同情をのぞかせた。